ネット通販の納品書は超重要!ガチリピート対策

ネット通販の納品書は重要

納品書は、お届け商品の内容を伝える伝票です。

「入れなければいけない」という法律はありません。

すでに大手ネット家電店などでは、メールに納品書のPDFのリンクを入れてペーパレス化しているところも多いです。

でも、我々物販の専門店なら、納品書はお客さんとの貴重なコミュニケーションツールになるので、ぜひ活用しましょう。

納品書はお客様への手紙だ

世の中デジタル化、ペーパレス化が進むとそれに比例してデジタルデータが増えます。

だから、大事なメールを送ってもお客さんの目に触れることが少なくなりました。

そんな中、商品と一緒に届ける紙による納品書は高確率で見てもらえます。

発送完了メールを見ていないお客さんでも、商品の箱を開封したなら納品書はほぼ100%触るでしょう。

もちろん、商品だけ取り出して、納品書の入った段ボールごと捨てる人もいるとは思いますが・・・

納品書の目的は注文品の確認です。

届いた商品と商品と納品書に印字されている商品が一致しているか確認するためです。

返品方法などについては、通常は裏面にあらかじめ印刷しておくと良いです

「開封後は返品は受けられない。」だとか「届いてから7日以内に」など意外に書くことは多いです。

そのような事務的な内容は裏面にまわして、表は手書きのメッセージを入れると、手紙として活用できます。

納品書の手書きメッセージ
余っている余白にカラーペンでメッセージを手書きする等

ショップサーブの納品書はカスタマイズ

納品書ヘッダー

ちょっとテクニカルな話。

連続印刷やブラウザでかんたん印刷など、ショップサーブの納品書印刷の機能は良くできていているんですよね。

だから初期設定の味気ない内容ではなく、お店のカラーを出せるデザインにしたてることができます。ぜひ活用しましょう。

上の画像は納品書のヘッダー部分にお店のロゴと住所などを入れてみました。

というのも、用紙の下部に入れてしまうと、商品点数が増えると2ページ目に行っちゃうことがあるんです。店名のアピールのためにも、上部に入れておくと良いです。

画像は、今回PNG(JPEGでも可)で作ってみましたが、幅は650pxくらいまで行けそうです。

大きすぎるとレイアウトが崩れたり、印刷ができない部分がでてきたりなどするといけないですから。

お好みによって、ネットショップの看板のようなデザインだって入れられます。

ちょっと残念なのは、画像の印刷なのでちょっと荒くなる点。

これは、プリンターを変えても解決できない問題なのであきらめましょう。

画像が荒くなる

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デザインにもっとこだわりたい人は

そのまま印刷したときのこのフォント、ゴシック体ですが、あまり好きじゃない人も多いですよね。

ボテッとしているというか、どんくさい感じで・・・個人的には明朝体をつかって、メッセージ部分はすっきり見せたいと思います。

これもさすが、ショップサーブ、納品書にHTMLやCSSがバリバリ使えてしまいます。

ま、ウェブページの印刷ですから当たり前と言えば当たり前ですが、できない開業サーバーもありますから、そこは、フルに使いたいですね。

やり方はHTMLを書くだけ。以上(笑)

<div style="font-family:MS 明朝;">~~~~</div>
<span style="font-family:MS 明朝;">~~~~</div>
フォントの違い

品番や品名が印刷される枠の中のフォントは変更できませんが、「挨拶文」や「ご注文内容」の箇所、そして下のメッセージを書く欄はHTMLやCSSで自由に変更できます。

明朝体はかたっ苦しいからイヤ。「うちは若い子ターゲットのお店なので、手書きぽいのが良い!」という場合も自由に変更できます。

ただし、フォントファイルをパソコンにあらかじめ入れておく必要があります。もともとパソコンに入っているフォントならそのまま印刷できます。

こんな感じ↓

フォント2

納品書だけでなく販促物を入れるのが鉄板

元気で業績をコツコツ伸ばすネットショップは必ずやってるのが、納品書だけではなく、販促物を同梱するという方法です。

紙媒体だと、「捨てずに保管する人がいる」ということもポイントです。

忘れたころに効果が出ることもあります(「いかに捨てづらくするか」というのもテクニックです。)。

ネットショップも氾濫し、注文したお客さんでさえメールを読まないような時代になるのと、反比例するようにリアル、つまりフィジカルエリアの価値がどんどん上がってきています。

今までは、お店として注文者に期待してきたことは、「注文」→「注文確認メール」→「発送完了メール」「商品の受け取り」です。律儀なお客様が、全部のメールに返信してくれていた、のんびりした時代もありました。

でも、ますます忙しくなる現代人は、「注文」の後はメールを読まず「受け取り」だけする人が増えています。

つまり、お店からのメールは見ていないのです。「注文完了あとは待つだけ」です。そんな時に絶大な効果を発揮するのが、納品書をはじめ販促の同梱物なのです。

納品書だけではもったいないですよね。

それだけでは、お店の印象は薄く覚えてもらえない。ぜひ、さまざまな販促物を入れて顧客エンゲージメントを高めていきましょう。

3つの重要販促物を用意しよう

じゃ、販促物って何を入れたら良いの?

これはお店によって色々なパターンがあると思いますので、当店の場合を紹介しましょう。

次回使えるクーポン券

1つ目は、今回購入いただいていない「他の商品の紹介とクーポン券」です。

ワードで作ったA4の簡単なチラシですが割引用のクーポン番号を入れて同梱しています。

ニュースレター

2つ目は、ニュースレターです。

メールは、基本読んでくれる人が少ない。

でも、紙なら読んでもらいやすいんですよね。メルマガにするような内容を、これまたA4などのサイズで印刷して同梱します。

紹介制度

3つ目は、紹介制度の案内(商材によりけり)

よくあるパターンですが、うちの商品が気に入ったら、ぜひお友達をご紹介ください、というアレです。

紹介した人にも紹介された側にも、割引券などを用意しています。

このような販促物を入れることで思ったのは、やはり見てくれている人が多いということ。

これは反応でわかります。

もちろん、100人送って90人が反応してくれるってわけじゃないですよ。

多くて3%とか5%とかです。でも、納品書も入れないで送ったことを考えるとかなり儲けものですよね。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。