下代とは
卸値と下代(げだい)は同じ意味。
でも、これは業界によってさまざま。
例えば、メーカーが問屋に卸す際の「卸値」に限って「下代」というメーカーがあれば、「仕切り」ということもあります。
もちろん、問屋が小売店に卸す際の卸値のことを下代ということもあります。
「下」があるので、当然「上」もあります。
「上代(じょうだい)」と言って定価、売価のことを言います。
いわゆる「メーカー小売希望価格」が決まっていない場合、「参考上代」という言葉をつかうこともあります。つまり、「この価格を「販売価格」の参考にしてちょ。」という意味です。輸入商品に多いですね。
とにかく上代と言う言葉はよく使います。
「定価」は一般の人が使う言葉で、「上代」は業界人の言葉と言った感じです。
ただ、お店によっては、小売店でも値札に「上代¥10000」なんて付けていることもあるので、一般の消費者でも上代とは何かわかっている人もいるのでしょう。
ちなみに、定価のことを「プロパー」ということもあります。
ところで、「単価」と言えば、ある商品1個当たりの金額のことで「@1500」などと書きます。
さて、「掛け率」と言えば、販売価格に対する仕入れ値の割合のこと。
「この商品(10000円)の掛け率は6掛けです。」と言えば、その商品の仕入値、卸す側から言うと卸値は6000円ということになります。
でも、小売販売において、いまや税込み表記は当たり前ですが、仕入れ現場では、まだほとんどが税別表記が多いようです。
だから、仕入れの際は消費税がどうなるかも聞いたほうが良いでしょう。
「現金買取なら消費税はサービス!」なんて問屋さんもまだまだ多いでしょう。
逆に「掛け」で買うと、税金はまけてもらえないかも知れません。現金買取強し。
「掛け」とは、要するに企業間取引(BtoB、B2B)における後払いのこと。
2月分の仕入れ代金を3月末に銀行振込で支払ったりします。このような取引の場合は、通常は請求書やらが送られてきます。
「現金買取」に対して、買い取らずに商品を借りる「委託販売」という取引方法もあります。
これは、例えば、メーカーや商社から商品をお借りして、売れた分だけ後で仕入れ代金を支払う方法です。
販売側は不良在庫の発生がなく、金銭的にリスクが低いのですが、委託する側は売れないものは返品されてくるのでリスクが高くなります。結果、仕入れ値は現金買取の場合よりも高くなるのが普通です。
不良在庫を英語で言うとデッドストック。
でも、デッドストックというとなんか希少価値が高いレアモノって響きがありますよね。
「不良在庫からは貧乏光線が出ている。」とおっしゃる方がいるように、不良な在庫を置いているとろくなことがないので、原価を割ってでも捌(さば)いてしまいましょう。
以前に、委託販売をやっていたのですが、「売れるものだけ売って、売れないものは返品。」というなんともらくちんな商売でした。
でも、「売れない商品をなんとか売ろうとしてみる。」ことさえしないので、脳にはあまりよくないかも知れません。
売れない商品、つまり死に筋商品は、商売人には脳トレかも。
以上、「仕入れ関連用語」を満載してみました。