値崩れとは
値崩れとは、辞書によると次のような説明。
売り値が急激に下がること(大辞泉)
安定していた価格が急激に安くなること。(大辞林)
ま、これは一般的な説明ですね。でも、「値崩れ」って意味がかなり曖昧です。というのは「値崩れ」と発言する人や企業の立場によって意味が異なったりするからです。
例えば、小売店にしてみれば、今まで定価で販売されていたものが、他店で20%引だの30%引きだので販売され始めると、それはまぎれもない値崩れです。
しかし、小売店に商品を卸す問屋や商社にとっては、これが必ずしも値崩れとは限りません。なぜなら、小売店が割引販売で粗利を減らしても、卸値を変更していなければ、問屋や商社の売上は変わらないからです。
では、問屋や商社が「値崩れ」と言うのはどういうときか。
例えば、問屋Aが小売店に対し、ある輸入商品を5掛けで卸している場合を考えてみましょう。商品価格を1万円とすると卸値は5000円ですから、小売店が9000円で販売しようが8000円で販売しようが、問屋の売上は5000円です。
しかし、商社Xが海外から同じ商品を並行輸入しネットで直売を始め、4000円や3000円という値段をつけ始めた場合、問屋Aは卸値5000円を維持しにくくなります。このような時に初めて、「値崩れ」と言ったりします。
問屋Aから仕入れていた小売店にしてみれば、その商品は仕入れ値以下で市場に出回っているわけですから、いくら割引したところで、商社Xの価格には勝てないわけです。
まぁ、こういった話は、業界によっていろいろ違ってくると思うので、気になる人は周りに聞いてみてください。














