◆個人事業主の経理・帳簿  
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2008年04月03日

自動車の減価償却

「儲かってる会社の社長がベンツなどの高級車に乗っている。」

よくある話ですね。ベンツが好きだから乗っているのか税金対策で乗っているのかはわかりませんが、税金対策なら、それなりに役立ちますね。

自動車の場合、一括償却(全額経費)はできません。定額償却か定率償却かを選びます。

例えば、400万円の自動車。耐用年数を5年とすると、毎年80万円を償却したいところですが、5年経ったときの価値は10%と決められています。つまり、この自動車の費用は5年間で360万円とされてしまいます(=1年間に400万円の経費とできない)。したがって、360÷5=72、1年間に72万円の減価償却費とすることができます。これを定額法と言います。

定額法は毎年同じ額ずつ償却するのに対し、「定率法」は帳簿金額の「一定割合」で償却していきます。耐用年数5年の自動車の場合は「0.369」と決められています。

上記の400万円の車の場合:

1年目:400×0.369=1476000円(1年目の減価償却費)

 400万円-1476000円=2524000(2年目スタート時の帳簿上の金額)

2年目:2524000×0.369=931356 (2年目の減価償却費)

 2524000-931356=1592644円

3年目・・・・

というふうに計算していきますが、結局はほぼ同じ額(約9割)の償却費となります。

ただ、今どきの若い人はベンツをはじめ、いわゆる高級車なんて乗りたがりませんからね。ヤナセやLEXUSも大変な時代です。

ちなみに、減価償却なんてのは、『100万円の車買った。100万円経費だ。』というようなおバカなことをやってしまわないための基礎知識にとどめておけばOKです。ややこしい計算式等を覚える必要はさらさらありません。簿記の資格を目標にしている人の課題です。計算は会計ソフトが勝手にやってくれます。

しかし、なんておもしろくない記事・・・

2008年02月02日

広告用に10万円振り込んだ

広告費用10万円を銀行振込で支払った。

広告宣伝費 100000 | 銀行口座 100000

スポーツジムの会員になった

スポーツジムやフィットネスクラブに入会して会費を支払った。

福利厚生費 9450 | 現金 9450

社員の健康管理、フィットネス目的でニンテンドーWiiとWiiフィットを買った。

福利厚生費 33000 | 現金 33000

ゲーム機が経費になる!?

2008年02月01日

クレジットカードで支払った経費

クレジットカードで支払った経費は、実際は翌月や翌々月に引き落としとなりますが、「払った時点で経費の発生」として仕訳すれば簡単です。

これを「発生主義」と言いますが、詳しくは検索を。

通信費 30000 | 事業主借 30000 ※カード払

パソコン買い替え3月31日迄に

パソコンを25万円で買った。

工具器具備品 250000 | 現金 250000 ※現金で購入した場合

この仕訳けができるのは、平成20年3月31日までが期限となっています。

「青色申告書を提出する個人事業者または資本金1億円以下の中小法人等」に適用される「中小企業の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例制度」です。

その後は減価償却【げんかしょうきゃく】の対象となってしまいます。

「減価償却とは」については検索してください。

減価償却となると、上記の仕訳のように一括償却できなくなります。

パソコンをはじめ30万円以下の「本来は減価償却になるモノ」があるなら、3月31日までに買うと一括償却できるので、取り合えず平成20年分の税金はお得になります。

賃貸マンション(借家)の家賃

自分が居住する賃貸マンションや借家で開業し、事業を行っている場合、家賃を部分的に経費とすることができます。

例えば、家賃が10万円の2LDK(50平米)のマンションの一室(6畳10平米)を事務所としている場合、事務所面積の割合は20%ですから、2万円が経費扱いになります。

ただ、これは厳密な案分(「按分」とも書く)で建前といったところ。また、水道代、電気代、ガス代なども案分することができます。

仕訳けの例は以下の通り:

地代家賃 20000 | 事業主借 20000
水道光熱費 2000 | 事業主借 2000
消耗品 1500 | 事業主借 1500

2008年01月23日

返品の際の仕訳

販売した商品がなんらかの事情で返品された場合、銀行から返金したときの仕訳。

売掛金 10000 | 売上高 10000 ※販売したときの仕訳

売上げ戻り高 10000 | 銀行 10000

送料(例1000円)など、差し引く金額などがあった場合でも、同様。

売上げ戻り高 9000 | 銀行 9000

この場合、「売上げはなかったこと」のはずですが、1000円分の売上げが残ることになりますが、これも後日荷造り運賃などで消えてなくなります。つまり、この件に関しては、実質売上げゼロになります。

他の例としては、「20000円分の商品を販売したが、10000円の商品の色を間違って送ってしまったために返品された。その後、本来の注文品を送った。」という場合の仕訳。

売上げ戻り高 10000 | 売掛金 10000
売掛金 10000 | 売上高 10000

クレジットカードで商品を販売

カード決済で商品が売れた場合、実際のお金は後日入金されますが、商品を発送した段階で売上げとします。これを「発生主義」と言いますが、この言葉については各自検索を。

売掛金 15750 | 売上高 15750

備考欄などにカードによる売上げであることをメモっておくと良いでしょう。

カードによる売掛金が、カード会社より振り込まれたときの仕訳は以下の通り。

銀行 15750 | 売掛金 15750  ※UFJニコス

ただし、手数料や印紙税等が差し引かれるので、その分追加の仕訳を入れておきます。

銀行 15750 | 売掛金 15750
支払手数料 578 | 銀行 578
租税公課 200 | 銀行 200

2008年01月11日

仕訳 代引きで商品を発送した

売掛金 15750 | 売上高 15750円

そして回収金が口座に振り込まれた場合は以下の通り。

銀行 15750 | 売掛金 15750

2007年12月11日

寄付金控除

無駄に使われる税金を払うぐらいなら、どんと寄付したほうがまし。

そんな考えの人もいることでしょう。

個人の寄付金控除の計算は極めて単純です。

例えば、年収は1000万円、どこかに現金100万円寄付した。

100万円-5千円=995,000円(これが控除額)

ただし、寄付金控除は年収の30%までしか認められません。つまり、500万円寄付したとしても、「300万円-5千円」が控除額になります。

法人はもっと複雑ですが、ワケのわからない「-5000円」はありません。全額控除となります。もちろん、所得金額に対する割合で限度額が決まっています。

寄付に関連してふと思ったのですが、NPOなりNGOなりが、「途上国の貧しい子供たちに寄付を」などと結構な額になる「広告宣伝費」を払ってまで寄付を集めようとしている、という事実。さらに、フラッシュを全面に使ったご立派な(高額な)ホームページをお持ちである点。

何か違和感を感じますね。

2007年02月26日

仕入れの勘違いにご注意

【問題】
2006年中、30万円分商品を仕入れました。
10万円分の商品が売れて、売り上げは18万円でした。
残っている在庫は20万円分です。
経費は全部で5万円でした。
最終的な利益はいくら?

素人の計算はこんな感じでしょう。

2006年中、30万円分商品を仕入れました。
10万円分の商品が売れて、売り上げは18万円でした。
経費は全部で5万円でした。

18(売り上げ)-30(仕入れ)-5(経費)=△170,000(△はマイナスの意味)

「あ~17万円の赤字やぁ~。」となります。

でも、簿記上はこの計算はまったくの間違いです。

正解では、手元にある在庫20万円分を考慮する必要があります。

商品在庫20万円分は経費ではなくて、現金20万円と同じ価値を持つものですから、在庫を持っているだけではプラスでもマイナスでもないのです。

だから、正確な計算は以下のようになります。

18(売り上げ)-【30(最初の仕入れ)-20(今の在庫)】-5(経費)=30,000

下線部がなぜ「30-20」かというと、売り上げ18万の中に仕入れ分はいくら?という話しです。
一番最初に「10万円分の商品が売れて」とあります。

18万円の売り上げのうち10万円が仕入れ価格、だから単純にここでは利益8万円。
そして、経費が5万円なので、8-5=3、ということになります。

つまり、今回は3万円の利益が出たことになります。

たとえ不良在庫がたくさん出てしまったところで、それはマイナスではない、と言うことです。

もっと言うと、「売れ残りがたくさん出たから儲かっていない。だから税金は安くなるだろう。」と考えるのは間違いなのです。


以上のような事を、基礎的な知識として知っておく必要があります。

[期首在庫]+[当期仕入]-[期末在庫]=[売上原価]

今回問題の場合、当期仕入を0としているので、この計算式に当てはめると:

[30万円]+[0円]-[20万円]=[10万円]=10万円

10万円が売上のための原価(仕入金額)、つまり売上原価となります。

売上が18万円なので、18万円-10万円=8万円

この8万円のことを「売上総利益(粗利益)」と言います。