ローボール・テクニックを応用する

ローボール・テクニック

ローボールとは低い球。高い球より捕りやすい。野球から来ているのかどうかは知りませんが、「生ビール1杯100円!」で客を呼び込んでおいて、ツマミや料理を割高にして客単価を取るようなやり方で、詐欺などによく使われるようです。詐欺の場合は、良い条件でOKをもらっておいて、後から悪い条件を付け足していくというパターン。(正確な定義や事例などはネット検索にて!)

ただ、詐欺に使われるからと言って、このテクニックをネットショップで使ったら違法かというと全然そんなことはないですね。悪い条件を付けなければ良い。お客さんが商品を購入した後に「しまった!やられた!」な騙されたと感じたり、反感や怒りを持たれてしまうと問題ですが、買って良かったと思って貰えば結果OKでしょう。

物販ショップでは、やや高額な商品などを販売しているケースで使えるかも知れません。ちょっと手の込んだことをしないと行けないですが、まずは価格。いきなり高額な金額を見ると、「買えない」と思ってしまうので「買えそう」なくらいに思わせるのがコツ。

マンションや車などは、このローボール・テクニック満載ではないでしょうか。4000万5000万のマンションも、月々7万円からと言われるとすぐに買えそうな気がするけど、実際買ってしまうと、最終的にはローンの金利で4000万5000万で済まなくなる。茹でガエル現象w

自動車の場合は、個人向けカーリースや残価設定型クレジットなどが、ローボール・テクニック的な手法で買いやすさをアピールしている感じですかね。こういった大手などは、あの手この手で購入のハードルを下げるテクニックを乱発してますが、ネットショップは意外にそういった努力はしないですね。

衝動買いしにくい価格帯の商品を扱っていて、売り上げが伸び悩んでいる場合は、ゲーム感覚で取り入れてみてはいかがでしょうか。「この額まで下がると買う客」という基準価格を発見するのはなかなか楽しいです。今まで注文を躊躇していたような客層から注文が入るようにりますので、楽しく売り上げアップ。

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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。