プロスペクト理論ってどうよ

プロスペクト理論

行動経済学というジャンルに「プロスペクト理論」というのがあるんですが、ちょっと疑問というか、すっきりしないですね。

Wikiから引用します。

質問1:あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が提示されたものとする。
・選択肢A:100万円が無条件で手に入る。
・選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。
質問2:あなたは200万円の負債を抱えているものとする。そのとき、同様に以下の二つの選択肢が提示されたものとする。
・選択肢A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる。
・選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない。

質問1で、堅実な人はAを選択するのは間違いないと思います。でも、その堅実な人が、質問2となるとBを選択する割合が多いそうです。堅実なら質問2でもAを選択すると思うんですが、質問1でAを選んだ人が質問2でBを選ぶ人が『圧倒的に多い』そうです。

ただ、「圧倒的に多い」について、どの程度の割合なのかといった情報がないので、曖昧ですよね。9:1なのか、2:8なのあ。3:7なのか?4:6で60%を「圧倒的に多い」と言っても間違いではないですよね。流石に55:45の55を圧倒的とは言い難いですが、どこからが圧倒的になるのか不明瞭です。おそらくちゃんとした文献には数字が出てるとは思いますが、自分で実験してみたほうがおもしろいかもしれませんね。

ただ、問題はサンプリング数ですね。調べてみると2000や1500という数字が出てきますが、まず無理。統計学では、細かい計算式があるようですが、この程度のことなら、せいぜい100人も調べれば十分でしょう。と勝手に判断しますが、100人にアンケートを取る術はないので、身近な人間10人をサンプリングして勝手に割合を決めたいと思います。

「100万円が無条件で手に入る」と「1000万円が無条件で手に入る」「10万円が無条件で手に入る」というふうに、金額が代わっても判断は代わるでしょうし、自分自身の負債(借金)なのか、誰かの負債を肩代わりしての借金なのかで、判断に影響与えそうですよね。ま、その辺の誤差を織り込んで1500とか2000という数字なんでしょうが。

※参考
ネットショップに販売心理学を応用する


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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。