個人事業主ってなに?会社とどう違うの?(個人事業主歴25年!)

個人事業主って何?会社とどう違う?

個人事業主とは、「個人でビジネスをする人」として国が認めた人のことです。(「認めた」というのはちょっと語弊がありますが。)

表現はおおげさですが、税務署に「開業届け」と言うA4一枚の書類を出すだけで個人事業主になれます。

特に審査があるわけでもなく、引っ越しのときに転居届を出す感じです。

一方、株式会社などのことを法人(ほうじん)と言います。

法人には「人」ってついているじゃないですか?これは法律的に「人」扱いなんです。

だから、もし、サラリーマンのあなた(個人)が株式会社(法人)を作ると、「個人」+「法人」=「2人(法律上)」になるわけです。

世の中に人格が一人増える計算になるわけです。

じゃ、それでどうなるかというと、一例としては、サラリーマンの給料に税金がかかるように、法人で儲けたお金にも税金がかかってきます。決算書などのむずかしい書類も作成して国に提出します。

だから、みんな個人事業主を選ぶ

紙切れ一枚を税務署に出す個人事業主と違って、株式会社を作ろうと思えば登録やらなんやらで30万円くらいかかります。

赤字でも税金を払わないといけないというワケのわからない仕組みになっています。

「口座のお金が底をつきてしまっても税金払え」という鬼のような仕組みがあります。

それでも、法人にするメリットが多いから株式会社にする人が多いのです。

でも、これから「個人で何かビジネスを始める」ってときに、いきなり会社で始める人は少ないです。

「個人事業でスタートして儲かってきたから法人にしよう。」というパターンが多いです。

これは、年間で利益が1000万円くらいになってくると個人より法人にしたほうが税金が安くなるからです。他にも理由はありますが、ここでは省略します。

個人が法人を立ち上げると2人格になりますが、サラリーマンや主婦が個人事業主をはじめても、あくまで「個人」なのです。

人格は増えないのです。だから、収入の計算をするときも、給料とビジネスで得たお金を合算して計算します。

中にはサラリーマンで副業をやっている人で「(1)サラリーマンの給料」+「(2)副業収入」+「(3)不動産収入」+「(4)株式売買の利益」+「(5)他人会社の役員報酬」なんてパターンもあります。

いくら複数の収入があっても個人は個人1人なのです。

全部合算します。

話は戻りますが、個人の場合は年間で赤字になった場合は税金はゼロ円です。

また、確定申告で税務署に提出する書類もシンプルです。

法人だと税理士のお世話になってたくさんの書類を作らないといけませんから、税理報酬の10万円20万(決算時)円という費用もかかってきます。

でも、個人はオンライン会計で数字をまとめて自分で提出しれば税理士代はゼロ円です。個人用オンライン会計は年間1万円程度です。

そして、個人事業主なら、税金を安くしやすくするための方法がたくさんあるのです。

ここでは、ちょっと書けないのであれですが、個人事業主のネットビジネスは極楽だにも、何となく書いていますがメリットが非常に多いのです。

だから、個人の生活を守りたい人は個人事業主を選ぶことが多いのです。

あなたはトイレットペーパー

会社側の立場で言うと、本当のことを言って大変申し訳ないのですが、従業員の給料は人件費という費用です。

会計上はトイレットペーパー(消耗品)と同じジャンルに入ります。

毎日ニコニコ仲良く接していても、社長にとって、あなたはトイレットペーパーの(会計上は)仲間なのです。

しかも、トイレットペーパーのような安いものではなく、ときには会社の経営を圧迫するような費用がかかっているのです。

「人件費を下げろ」なんてのをよく聞くのはそのためです。

「会社運営上の無駄な費用を押さえろ!」と言う意味です。

「トイレっとペーパーもっと安いの買え。使いすぎるな!」と同じです。

正社員として雇おうものなら、手取りで渡す金額の2倍近いコストがかかっているのです。

だから、元を取ろうと使い倒そうとします。「手取りは少ないのに労働環境が悪い。」のは、そういった理由もあるのです。

ま、極端な言い方ですが、日本人はおとなしくお人好しでサービス残業大好き。

残業代がつかなくても文句を言わないのを良いことに利用されている例は多いですよね。

「あなたの将来なんて知ったこっちゃねー、」というのが会社です(例外あり)。

そんな正社員なんて、足にチェーンを繋がれた状態。

自分のために事業をスタートしてストレスなく楽に生きてみてはいかがでしょうか。という話でした。

最初はむずかしいかもしれないけど

サラリーマンだと給料の計算は会社がやってくれます。

税金も会社が代行して払ってくれます。(本来、個人で払べき税金を会社にアウトソーシングしているんですよ。良いご身分なんです。)

そして「給料を受け取るだけ。」という非常に楽な仕組みです。

でも、これは国の戦略です。

税金天引きという仕組みで、お給料をもらう人は自分の意思に関係なく問答無用で税金を持っていかれるのです。

だから出費をしているという感覚も薄いのです。

痛みを感じないよう国民から金を吸い上げる仕組みです。

逆に、この仕組みを考えた人は天才ではないか?と思えるほどです。

ちなみに、「50歳を過ぎるサラリーマンが税金や社会保険の仕組みを知らない。」なんてこと、ざらにあります。

個人事業主にとってみれば、腰が砕け散るほど信じられない状態です。

「今まで一体何をしてたの!?」と聞きたくなります。

家族の命か他人が勝手に決めたルールか

日本人には納税の義務がありますから税金を納めるのは大切なことです。

でも、(A)自分の命や家族の命と(B)税金、社会保険料等と、どちらを優先したいでしょうか。

「前者だ!」という方は、個人事業主として起業して、税金の仕組みなどを学んで頂きたいと思います。

得をするには、いや損をしないためには、多少のお勉強が必要なのです。

いつの時代も無知な人は搾取されるだけです。

別に弁護士に受かるほどの勉強が必要なわけではありません。

学校の先生も親も、そして会社も教えてくれなかった仕組みを自分で学ぶだけです。

そんな人に副業やネットビジネスはぴったりですね。

起業のノウハウから会計のこと、税金や社会保険のしくみまで、一連のことがすべて学べます。

楽しく稼ぎなら、かしこく生きるすべも習得できる。

こんなに楽しいことはないと思いますけどね。

もちろん、すぐに儲かるわけではないですが!

ちなみに、このサイトは、「国や会社なんぞ頼れるわけもねーんだから自分で生きて行こうぜ。(早く気づこうぜ)」ということをテーマにたくさんの情報を提供しています。

こういう人は個人事業主やめとけ

別のブログ記事にも書いてますが、「ちょっとやってみたい。」とか、「忙しすぎて事務手続き等の時間がない。」とか、そういった人は、個人事業の届け出なんか後回しにするほうが良いです。

届け出を出すと、帳簿をつけなければいけないんです。

帳簿の付け方を知らないと、それもおぼえないといけない。

そんなヒマがあるなら、お客さんを集めてモノやサービスを売れって話です。

そうやって、しっかり稼げるようになってから事業届けを出しても遅くありません。

クソ真面目な人は、最初から、売り上げにもならない事務的なことに無駄な時間を割くから、結果、事業もうまくいかないんです。