儲かるネットショップと儲からないネットショップの決定的違い

儲かるお店、儲からないお店

ECサイトを始めたなら簡単には「儲からない。」ことはご存知でしょう。

コロナ騒ぎで飲食店のネット販売の参入が増えたり、副業する人がさらに増えたりとネットショップだらけ。

そんな中でどうやって儲けていけばよいのか。

EC歴20年以上、ECコンサルなどをやるオッサン社長が「儲かるネットショップ」と「儲からないネットショップ」の決定的な違いを明らかにしていきたいと思います。

自分自身、初心者の頃にしっかり勉強していれば、「孫さんでさえ超えていたのではないか。」と勝手に思っています。

後悔先に立たず。

儲かるショップは基本に忠実

ネット販売は日本で始まったのは1995年頃。

当時は、「どのように販売サイトを作ってどのように売っていくか?」といったノウハウもなく、みんな手探りでした。

というより、当時はネット販売が珍しく「お店を出すだけで売れていたのでノウハウも必要なかった。」というのが実際のところです。

でも、今は激しい競争のなかで効果的な施策をどんどんやらないと、販売ページを見る人さえいない状態になってしまいます。

ECサイト運営方法の基本とは、簡単に言えば、「売れやすいページを作った上で見込み客を集める。」ということです。

ネット販売に「おしゃれなページ」はいらなくて、お客さん買いたくなる、買いやすいページというのが基本概念です。

また、見込み客を集めるために無料で集客できるSEO、メディアEC、SNSでの情報発信など。

また、リスティング広告やSNS広告などWEB広告の運用もおこないます。

儲からないネットショップは、これらの基本を無視して放置しているだけか、やり方が間違っているかどちらか。

ひたすら独学をするようなタイプの人は、儲からない場合が多いですね。

また、基本に忠実は言い換えると「素直」です。

コンサルをやるなかで、何か提案しても「いや、それは違うと思うとか。」「いや、そういうやり方は好みじゃない。」など、何かと反論し人の話を素直に聞かないタイプ。

儲からない典型例です。

「そのやり方が今有効」を聞いたなら素直にやればいいのに、自分の中のルールに固執してできない人は確実に儲からないですね。

儲かるショップは商品が良い

儲かるショップは商品が優れています。

商品そのものがオンリーワンであったり、消費者から多くの指示を受けているモノであったり。

当たり前の話ですが、商品力がなければ、いくら広告を出したところ売れることはありません。

詐欺的な売り方ができるなら、例え商品がゴミのようなものでも売ることはできるでしょう。

でも、商品が良くなければ後が続かない。

キーワードプランナーなどを使って、「そもそも自分の商品にどれくらいの需要があるか?」についてチェックしてみましょう。

本当はネット販売を始める前にやることですが・・・

なお、努力しても儲からないネットショップは商品そのものに魅力がないケースがあります。

儲かるショップはリピート重視

1度売ってオシマイ。

そういった商品しかない場合は、なかなか儲かりません。

2020年にフューチャーショップを使ってECサイトをオープンしたECサイトさん。

数ヶ月で月商500万円という数字を叩き出しています。

短期間で儲けたからくりはこうです。

1.マニアックな商品を扱っているのでSNSなどでフォロワーを獲得していた(7,000人とか9,000人とかだったと思います。)

2.ECサイトを始める。

3.注文をもらうことでお客さんのメールをゲット(リスト)。

4.そして買ってくれたお客さんが欲しがるようなオリジナル商品を作ってメルマガで案内する。

一度お店を利用したお客さんは、そのお店で商品を購入することに対する心理的な障壁がなくなります。

だから2回目、3回目と買ってくれるのです。

「からくり」とは書きましたが、これもネット通販の定番的なやり方です。

儲かるショップは利益率が高い

まったく無名のショップで月商300万であっても利益率が50%を超えるようなケースもあります。

つまり300万円しか売れていないけど手元には150万円も残るような商品ややり方です。

1個5万円や10万円といったたまにしか売れない商品を扱っているようなケースです。

当店も若干このタイプににた販売サイトをやっていますが1つ売れたら5万、10万円という利益が出ます。

逆に、儲からないネットショップは「薄利多売」似合っている可能性があります。

特に価格競争の激しい楽天ショップなどは高額な手数料もあ「忙しいだけで利益が残らない。」というお店が多いようです。

儲かるショップは常に変化を続ける

商品にはライフサイクルがあります。

新商品の時は全然売れなかったけど、少しずつ売れるようになり、ある時期には爆発的に売れ、そしてだんだん売れなくなっていく。

ほとんどの商品もこのようなグラフをたどり、オワコンに向かっていきます。

だから、常に新しい商材を探したり新しい商品を企画したり、世の中のどんな変化にも対応できるよう柔軟な発想でショップ運営をしています。

儲からないネットショップは最初の商品にこだわったり、コンセプトにこだわったり変化をしないのが特徴です。

「業務用商品でスタートしたけど、気づけばオモチャを作っていた。」なんて話もあります。

儲かるお店は、いつでも変化できる態勢にあります。

儲かるショップは売り方がうまい

大手企業にはマーケターがいます。

商品を世に広めることに関してプロフェッショナルです。

また、商品のネーミングをプロのコピーライターに外注するなどマーケティング活動が非常にうまいです。

でも、小さいECサイトでも儲かっているところは大手企業並の売り方をしています。

販売心理学や脳科学、行動心理学などを学んで、「いかに買いたくさせるか。」ということについて研究熱心です。

なので儲かっているネットショップを見れば、あちらこちらに、売れるための工夫が散りばめられています。

つまり、儲かっているお店をみれば、「何をやれば売れるか。」というのが半分わかってしまうわけです。

儲からないお店は、「儲かっているお店を参考にしようとしない。あるいは、見ようともしない。」という感じです。

儲かるショップは運が良い

「たまたまヒット商品が出たので儲かっている。」

つまり、商品力が100%以上のパワーを持っていたり、世の中のトレンドに運良く乗れた場合などです。

以外に話題にならない「運」は、ビジネスをやっていくうえで味方につけるべきことの1つです。

「運も実力のうち」とは言いますが、20年以上ECをやってきて運の良いときは追い風に押されるように儲かり、運が下がってるなってときは逆風に必死で向かう感じです。

儲かるネットショップは、世の中のトレンドをしっかり見ながら時代の波に乗るのがうまいし運も良いのです。

普段から運気がアップするようつとめるのも大事ですね。

運気などは形もないし見えないし科学的にも証明されていない幻のようなことです。

信じるか信じないかは本人次第ですが、運は確実にあります。

儲かるショップは一次情報を追う

一次情報とは、簡単に言えばネットにまだ載っていない情報のこと。

あるいは永遠に載らないような現場でしか入手できない情報のことです。

雑誌や新聞、ネットに載った段階で情報は二次になります。

儲かるショップは「ショップ運営は一次情報が決め手」ということを知っています。

だから、ネット検索もほどほどに、リアルでの人との交流などに重きを置きます。

逆に、儲からないショップは何でもかんでもネットで済ませようとします。

儲かるショップはD2C

今はメーカー直販の時代です。

「メーカー」→「問屋1」→「問屋2」→「ECサイト」といったモノの流れ(流通や商流)が、もはや時代遅れと気づいているメーカーはインターネットが日本に入ってきた頃からネット直売(DtoC)に取り組んでいます。

物流の風上のメーカーや商社ですから「オンリーワン」の商品、かつ、「高利益率」なので儲からないワケがないのです。

ECサイトの話からは若干それますが、今、「問屋」という商売は危機にひんしています。

メーカーがネットで直売できるので存在意義がなくなってきたのです。

そこで、危機意識を持って今までのやり方を変えて新しいことにチャレンジできるところは、時代の波に乗れますが、旧態依然の問屋はオワコンに向かって一直線です。

ECサイトに限らず、どんなビジネスだろうが時代の変化を読むのは「儲かる」ための基礎事項です。