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ネットショップの経理

経理

アマゾンで簿記3級の参考書を見ると400ページ以上もありました。でも、ネットショップで使う簿記の知識は、せいぜい2、3ページに収まります。簿記合格を目指すなら400ページの勉強。ネットショップの経理をするなら2、3ページです。

さて、ここでは、ネットショップで使う主要な仕訳についてリストアップしてみました。仕訳には色んな勘定科目がありますが、要は価値、つまり、お金が入ってきたのか出て行ったのかって話です。シンプルに考えましょう。

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売掛金

簿記では、「ビジネス取引が発生したとき」に記録、記帳するというルールがあります。注文が入ったときは、正確にはまだ売上は確定していません。商品を発送した時点で売上として計上します。

(例)5000円の商品を発送した。送料は864円と代引き手数料324円

4月1日 売掛金 6188円|売上高 6188円

本来なら、すべてについて記録すべきなのですが、ざっくり合計金額「6164円」の記帳で良いです。(消費税の絡んでくるお店さんは、簡易課税か一般課税課で、ざっくり会計だと問題がでるので、会計士に確認してください。)

そして、後日、売掛金が振り込まれたときの仕訳。

4月15日 銀行口座 6188円|売掛金 6188円

無形のモノを販売していたら、銀行口座に振り込まれた段階で売上です。でも、代引きの商品などは現金化までにタイムラグがあります。そのため「売掛金」というカケ(あとで精算する)で売ったという科目を使います。 そうなると、銀行振込は商品を出す前に現金です。仕訳を分けたいところですが、先に入金されたとしても売掛処理をしたほうが楽な場合もあります。そこは、それぞれの会社のやり方にもよります。

売掛金

売上戻り(返品時)

おっと、あまりうれしくない科目です。「注文が入った!」と喜んで出荷した代引きの荷物が、「受け取り拒否で3日後に返ってきた」、あるいは、「キャンセルになって返品されてきた」といったケースの仕訳です。

4月1日 売上戻り 6,164円|売掛金 6,146円

このように仕訳をしても良いのですが、「なかったことにする」という手もあります。つまり、出荷時の記録を消去します。同じことです。ただ、銀行振込で代金を返金するケースもあるので、「なかったこと」はあまりオススメはできません。

消耗品

かんたんな仕訳のひとつです。いわゆる「経費」の代表例です。

4月10日 消耗品 5,000円|現金 5,000円 (コピー用紙等)

「事務用品」という科目もあるのですが、どっちを使っても問題ありません。ただし、使うならどちらか一方が良いです。個人的には、確定申告の時に出す「収支内訳書」には「事務用品」という項目はなく、「消耗品費」という科目が印刷されているので、消耗品のほうが、後で楽だと思います。

売掛金

未払金

経理初心者には、売掛金や、この未払金もちょっととっつきにくいかもしれません。ま、でも、冷静に考えれば、クレジットで支払ったその瞬間は「現金は未払い」ですから、そりゃそうだよね。となります。

4月10日 消耗品 98,000円|未払金 98,000円 (カードでパソコン購入)

そして、例えば、カード会社は月末で支払い分を締めて翌々月などに、銀行口座から引き落としをします。この時に、現金が払われたことになります。

6月10日 未払い金 98,000円|普通預金 98,000円 (カードの引き落とし)

実務では、カードで支払うたびにいちいち記帳していては面倒ですので、カード引き落としがあった時に、その明細を見ながら、過去の日付で未払金を記帳することが多いです。

福利厚生費

旅行に行った費用を経費として計上するときに使う科目です。

12月31日 福利厚生費 200,000円|現金 200,000円 (温泉でカウントダウンパーリー)

福利厚生費は、アバウトでおもしろい科目です。売上1,000万円の個人事業主が、年間に福利厚生費を20万円使っても普通です。でも、その額が400万円ならどうでしょう。売上に対して明らかにアンバランスです。じゃ、「何パーセントまで?」という疑問がわきますが、はっきりした数字はありません。

福利厚生費は、旅行のほか、スポーツジムに通う費用、食事会の費用 などもあります。

荷造り運賃

物販ネットショップにとっては最も馴染みのある科目です。商品を梱包して発送するためにかかった費用はすべて荷造り運賃として仕訳します。段ボール箱はもちろん、ガムテープやプチプチやギフト用ラッピングもそうです。

5月31日 荷造り運賃 25,000円|普通預金 25,000円 (ヤマト運輸運賃)

ただ、事務用品店に行って、ガムテープとUSBメモリーを買うと、レシート1枚の中に「荷造り運賃」と「消耗品」という経費が発生してしまいます。几帳面な人は、わけて記帳しますが、「経費は経費」ということでひとつの科目で処理する人もいます。

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