講座1 仕入れは企業秘密
「仕入れとは?」「仕入れはどうやってやるの?」「どこから仕入れるの?」「仕入れ先はどのように見つけるの?」このような仕入れ初心者の疑問に答えるべく、“初めての仕入れ”の一経験者として簡単に講義してみたいと思います。
ただし、話は、私の関わる一部の業界での流通や商慣習、用語などが話題の中心です。さらに仕入れについて幅広い知識を得たいなら、関連書籍最低でも5冊は読んでおくことをおすすめします。ネットの情報は、ほんの一部です。
仕入れに目をつけたあなたはいい勘してる
「これからネットショップを始めたい。興味がある。仕入れってどうやるの?」もし、あなたがこのように思っているなら、「仕入れ」にまず目をつけたところは、いいセンスしているかも知れません。なぜなら、仕入れはネット通販の命だからです。もちろん、ネット通販に限ったことではありません。一般小売店やその他の企業の仕入れも命ですね。
「仕入れ」で、しっかりキメておけば、例えどんなにダサいネットショップでもガツンと売れてしまったり、経験もないのに努力なしでも儲かってしまうこともあるのです。それくらい重要なビジネス上のポイントと言えます。
仕入れは経営ノウハウ・企業秘密
「仕入れ」を、別の言い方をするなら、それは企業秘密でもあり、経営戦略上のノウハウでもあります。だから、第三者に対して「どこのメーカーから仕入れている。」とか、「どれくらいの価格(掛率)で仕入れている。」なんてことは、口がさけても言えないのです(普通は)。
大手企業の合併のニュースなどもよく聞くと思います。例えば、A社が、今まで、ある商品を100個仕入れていたのが、B社と合併し、規模が2倍になることで、1社で200個仕入れることができます。
すると、仕入れ先に対して、「2倍の数量仕入れるから価格を下げて欲しい。」と交渉を持ちかけることができます。そして、仕入れ価格を下げることに成功すれば、利益は増え、同業者との競走で優位に立てるわけです。
「いかにして利益を出すか。」、「いかに戦うか。」という第一歩が仕入れ部分にあるのです。つまり、経営ノウハウの一部でもあるのです。
小さなネットショップ 涙のノウハウ流出阻止大作戦
ある小さなネットショップには、同じ商品を扱いたい人から「仕入れ先を教えて欲しい。」というメールがたくさん届きます。かわいくて、手ごろな価格で、よく売れる商品だからです。
でも、もし仕入れ先を知られ、同じ商品を販売するお店が増えるようなことがあると、競合店が増えお客さんを奪われ、売上も減るという嬉しくない状態に見舞われる恐れがあります。仕入れ先を教えることは、自分の首を絞めることでもあるのです。
「仕入れ先を探るために客を装って、商品を購入している人がいるかもしれない・・・」
そこで、出荷する商品からは、メーカー名や仕入れ先の手がかりになるような情報はすべて消すようにしているそうです。手間のかかる作業ですが、そうすることで利益を守っているのです。
このように、「仕入れ」は利益を出したり、守ったりするノウハウでもあると言えます。
「仕入れ」の経験のない人にとっては、それが難しいものか簡単なものか、どういったものなかも、よくわからないかも知れません。でも、ビジネスの現場では、「仕入れ」という言葉には、とても重みがあったり、深みがあったりするのです。
業界違えば・・・
「仕入れってノウハウの一部なんだ。」「難しそう。」なんて、ちょっと、びびってしまった人もいるかもしれませんが、あくまで管理人の知る範囲での話です。
そこで、あるネットショップの店長に「仕入とは?」と聞いてみました。
『取引先の"泣き"が入ったときに温情ですること。』と答えてくれました。経営ノウハウも企業秘密もへったくれもありません。そういうお店もあります。いろいろです。肩の力を抜いていきましょう。
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