ネット仕入れサイト。経験者が教えるウラと活用法

ネット仕入れサイト

無料で誰でも登録できるネッシーから、スーパーデリバリーのようなちょっと敷居の高い仕入れサイト。

楽天系のBtoB仕入れサイトまでいろいろなサービスがあります。

最近(2021年)は、LINEに「ブランドの洋服1点から激安で仕入れられる。」なんて業者もいました。(登録してみましたが、怪しい感じだったので先には進まず。)

実際のところはどうかのか?

世の中の仕組みとして

世の中、というか、販売現場の当たり前の話として、「誰でも仕入れられるモノに売れるモノはない。」です。

もちろん、これは言い過ぎですが、「仕入れました。ネットに公開しました。めっちゃ売れました!儲かりまくり!」そんな商品はまずないと考えてください。

ネッシーにサプライヤーとして登録していますが、取引承認をした申込者は5000件を超えます。

自動的に登録されたものが大半です。そして、そのほとんどが、「個人事業主」を名乗った消費者です。

サプライヤー側には、小売店の住所が公開されるのですが、地方の戸建てだったり、マンションの一室だったり。

明らかに一般消費者ばかりです。

中にはネットで販売する個人もいるでしょうが。

そんな人達に、本当の卸値で販売してしまったら、最安値の小売ということになります。

卸販売は、「卸価格で販売する代わりに継続的に仕入れてもらう。」という暗黙のルールがあります。

一回ポッキリの消費者に売る理由がないのです。

逆に、売れる商材を持っているメーカーはネッシーなどには絶対に登録していません。

登録しなくても、商材を求める小売店はあつまってくるからです。

そんなネッシーでも商品を見つけるコツ

メーカーや問屋は、モノすごい数の商品を持っていることがあります。

2000点3000点などはあたりまえで、5万点、10万点のアイテムがある場合もあります。

でも、これらの商品をネッシーに登録していく作業は途方もないのです。

だから、ごく一部の商品だけを掲載しているケースが多いのです。

そこで、そのメーカーの商品をみて、「あ~良さそうな商品ないよね~」とあきらめてはいけないのです。

まず、自分が探している商材に近いものを見つけたら、とりあえず仕入れてみるのです。

もちろん、3000円や1万円など超少額小ロットからです。

すると、メーカーから仕入れ商品が送られてくるのですが、商品と一緒にカタログや新商品のチラシなどが入っていることがあるのです。

つまり、ネットに載っている商材は一部だということです。

そこで、カタログを見て、ネットに載っていないアイテムを探したり、商品名から同業者を探したりすることができます。

メーカーも、もっと売り上げが欲しくて、もっと取引先を増やしたくてネッシーに登録しているわけです。

でも、大半の企業はITスキルが低いので、何百点かの商品を乗せるのがやっとなのです。

その他大多数と同じやり方をしないのがコツ

ネットショップの仕入れコーナーに仕入れの基礎的なことから実践的なことまでを書いていますが、例え、副業でも、本業的に仕入れをするほうが、はるかに良い商品が見つかりやすいのです。

ネット検索ばかりしているから、ろくでもない商品しか見つからないのです。

もちろん、「ネットだけで完結するやり方」以外考えていない場合は、トップセラーやドロップシッピングを使ってネット仕入れのネット販売でやるのも良いでしょう。

ギフトショーや各種展示会に行けば、ネットでは見つけられないメーカーや商社がゴロゴロ見つかります。

「個人でも卸していますか?」と聞けば、返事はイエスかノーで返ってきます。

ちなみに、イエスのことが多いですが、そういった見つけ方のほうがライバルが少ないのです。

仕入れから、その他大多数と差別化するのは重要ですね。

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仕入れサイトのウラ

ウラというと大げさですが、当たり前の話です。

仕入れサイトはメーカーの商品を、代行して販売します。

だから、代行手数料が上乗せされます。

私の業界では、だいたい5%くらい上乗せされています。

だから、メーカーに直接仕入れを頼めば、仕入れサイトより5%安く仕入れることができます。

直接取引をしてくれるメーカーも意外に多いです。

数年前新しい事業を始めたのですが、仕入れ先のコネがなかったのでとりあえず、スーパーデリバリーに登録しました。

その中から、商材のメーカーを見つけて直接コンタクト。

直接契約。

そればかりで、結局スーパーデリバリーは使っていません(^^;)。

仕入れは法人有利、個人事業主不利

物販業は20年以上やっていますが、経験則として、新規の取引において個人事業主は若干弱いですね。

つまり、信用が低い。

でも、法人なら、「法人というだけ」で、簡単に審査に通ったり、取引契約ができたりします。

本気で、どうしても欲しい商材がある。

でも、法人しか相手にしていない。

そんな場合は、法人を作っちゃっても良いと思います。

個人事業主とは完全に差別化できますしね。

ちなみに、法人を作るには30万くらいです。

資本金は1円でも10円でもOK。

行政書士や司法書士に頼めば1、2週間で簡単に作れます。

あまりに簡単に作れるので、アイデアがわく度に何社も立ち上げてしまいました。

結果、事業実態のない会社や万年赤字の事業などもできてしまって断捨離をすることもあります。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。