ウェブタスのマイクロ起業コースに学ぶ基本3ステップ(予習編)

ウェブタスのマイクロ起業コースが定評あるとのことで資料を取り寄せてみました。

と言ってもPDFですが。

自分自身は、すでに起業しているので、このコースを受けなくても会社設立なり新規事業なり、いくらでもできます。

なぜなら、起業のステップを理解して実践できるから。

20代で起業して、会社を譲渡したり、新しく事業を立ち上げたり、そしてやっている事業の中で新規事業を立ち上げたり。

あれこれやっているので起業のセロリーは会得しています。

もちろん、若い頃、起業当初は右も左もわからなかったので手探りと模索で苦労しましたが、当時、こういったスクールがあったら教えてもらって、もっと楽できたのに・・・と若干くやしい・・・

というわけで、 マイクロ起業コースを受ける前に、資料でわかることは予習しておこうか?というノリの記事です。

ちょっと長くなったんで、前半と後半にわけます。

起業はかんたん。「それ」に気づくか気づかないか。

まず、最初に言いたいのは、「起業なんて猿でも犬でもできる。」ってことです。

簡単なんです。

やり方さえ学べば。

でも、ほとんどの人は勝手に「難しい」という「思い込み」を自分の中に刷り込んでしまっているんですよね。

自動車免許を持っている人は思い出してほしいんですが、免許を取る前と取った後の心理について。

初めての車の運転はドキドキ。

「私にできるだろうか。」と心配と不安でいっぱい。

でも、1ヶ月程度の教習のあとめでたく免許取得。

今では、ふつーに車を運転している。

なんなら、スマホ見ながら運転するくらいの余裕があるし、あおり運転だってできちゃうぞ。(いけませんよ!いずれも違法!)

となると、免許を取る前の心理なんかスッコォ~ンと忘れているでしょ?

起業も同じ(^^)

「怖い」とか「不安」なんて最初だけです。

人間、未知との遭遇は恐怖を感じるようように設計されているんです。

そこに気づくかどうかが、起業のために、最初の一歩を踏み出せるか否かの分かれ目になるでしょうね。

「起業で成功するのは難しい。」と、なんの根拠もなく思い込んでいる人は、その思い込みのままシんでいくんです。

そして、シの間際に、「もっとやりたいことをやっておけばよかった。」とか「もっと冒険しておけばよかった。」と後悔するわけ。

シが直前に迫った人の後悔あるあるです。

それはそれで、その人の人生だから、他人がとやかく言う必要はないですけどね。

起業はシンプル3ステップ

ウェブタスのマイクロ起業コースの資料では、起業のステップが3つにシンプルにまとめられています。

だれでも請求できるので、読んで見たい人は請求しておいてください。

請求しなくても、この記事を読めばだいたい分かるかも知れません。

ウェブタスのマイクロ起業コースは、この資料からわかるようにWEB系を中心に展開するビジネスです。

でも、このウェブ上で展開するビジネスの流れを学んでいれば、ラーメン屋だろうが唐揚げ屋だろうが、リアルでも確実に応用がききますよ。

もちろん、事例として取り上げられているネイルサロンの女性はリアルベースですが、SNSなどWEB系のツールはフル活用しています。

ステップ1 企画(計画ですね)
ステップ2 集客(お客さん集め)
ステップ3 販売(実際に販売)

これが、起業のシンプルな3ステップです。

ステップ1 企画

起業ネタがないと起業は無理。

なんらかのアイデアをもとに、事業の計画や、事業として成り立つかどうかを検討する段階です。

若い時は勢いだけで起業する人も多いですが、目安として30歳を超えているなら、ステップ1の企画の部分はじっくり練ったほうが良いと思いますね。個人的に。

30歳を超えると、そこそこ社会経験もしているので、その経験が企画を検討する上で役立つと思います。

ペルソナ設定

ペルソナとは、自分のビジネスでターゲットになりそうな「人」のイメージ・キャラクターです。

例えば、「ぽっちゃり系で何度もダイエットに失敗している20代の独身女性。『でも、痩せてかわいくなりたい。可愛い服を着たい。彼氏が欲しい。』と思っている。」という感じ。

「世田谷区に住んでいる主婦」というような漠然としたくくりではなく、もっと具体的に絞りに絞った人物像という感じです。

ペルソナを設定する場合は、実際にそういう人がいることを確認してから作るほうが良いですね。

勝手な想像でペルソナを作り上げても、「そんな人いねーよ。」ってなるので、実在の人を元にするのがベストです。

ニーズ・ベネフィット・リサーチ

ニーズとは日本語では「需要」のこと。

「需要があるかないか」を調べるのは起業においては、最も肝要なところです。

「私は、男性のヒゲのカラーリングを専門にサロンを立ち上げたい!」なんて思っていても、「いやいや、、男性でヒゲの色変えたい人いる?いねーよな?そんなもんビジネスになんねーよ。ふつうに。」という感じ。

何か商品なりサービスをリリースするとき、「それほしい!」「それ買う!」という人がいるかの事前リサーチです。

この段階では、とにかく聞いて回るに限りますね。

ただ、注意したいとのは「こんなサービスあれば使いますか?」と質問したところ「ぜひ使いたい!」という声を鵜呑みにしないこと。

実際、リリースしても、「ぜひ使いたい!」と言った人が客にならないことが非常に多いので。

あくまで、ニーズのリサーチと割り切ってやるのがコツでしょう。

ベネフィットとは下記の人気書籍を読んでもらうとわかりますが、消費者の最終目的地です。


出典:amazon.co.jp

例えば、「お肌がプルンとなる化粧水」があるとします。

それを「欲しい」という女性がいます。

このときの彼女にとってのベネフィットとは「化粧品が欲しい。」ではなく、「お肌をプルンとして若く見せてモテたい。」という願望のことです。

「悩みを持っている消費者の最終着地点は何なのか?(ベネフィット)」についても、多方面にヒアリングすると良いでしょう。

競合リサーチ

唐揚げ屋を開業するぞ!

と意気込んで店舗を構えたところ、半径100m以内に唐揚げ屋が20店舗あった!

オープンしたところ全然売れない。

「そりゃそーだろ。そんなにライバルがいるところで開業しても、売れるわけねーわ。」と。

このように、「ライバルがどこにどれだけいて、どのようにやっているか。」ということは、起業前の重要なリサーチのひとつです。

ネット販売で例えるなら、「この商品売れる!」と思って仕入れても、そもそもアマゾンや楽天で仕入れ値以下で売っていたら売れるワケないですよね。

ちなみに、「競合」については、しっかり見極めることが大事です。

同じジャンルでも、「安さをウリ」にしている競合ばかりなら「ハイクオリティー(高価格帯)をウリ」にするやり方もあるからです。

競合が、「どのような客を想定して営業しているか?」ということも細かくチェックします。

USP・コンセプト設定

USPとは、Unique Selling Propositionと言って、「その会社の独自のウリを表す言葉」という感じ。

USPの例でよく使われるのがピザハット(アメリカ)。

当時、「30分以内にピザを届けます。」というキャッチコピー(USP)で一世を風靡しました。

安いとか高いとか、美味しいとかまずいとかではなく「30分以内」というセールスポイントを打ち出したわけです。

となると、「早く食べたい人」には突き刺さりますよね。

ただただ安いピザを食べたい人や高級食材が使われているピザが食べたい人は関係なし。

このようにUSPは、ステップ1で設定したペルソナの心理に刺さるようなコピーを作ることにあります。

コンセプトを短くまとめたのがUSPということです。

商品作成

企画の段階である程度商品は作っておきます。

そしてビジネスを運用していくなかで、どんどんチューニングして、「売れる商品」「もっと売れる商品」に育てていきます。

企画の段階の商品が「バカ売れ」ということは、まれで、だいたい何回、何十回と修正、調整、チューニングします。

これが既製品(メーカーの作った型番商品)だと、修正や調整はできませんが、オリジナル商品だと、いくらでも修正がききます。

タイトルの変更や内容の変更、キャッチコピーの変更やお客さんのレビューの追加などなど。

商品を作って「ほったらかしで売れる」状態に越したことはありませんが、その段階に行くまではけっこう大変です。

ステップ2 集客

商品が販売できる体制が整ったら集客です。

マーケティングともいいますが「マーケットする(英語圏)」ともいいます。

要する、商品を販売していくための活動に入りるわけです。

プラットフォーム作成

マイクロ起業コースでは、「プラットフォーム作成」という言葉が使われています。

これは、ブログであったり、ツイッター、ユーチューブなど、見込み客に向けて自分の商品を露出するためのチャンネルのことです。

モノによってはインスタのほうが向いている場合もあれば、ツイッターのほうが良い場合もあります。

いずれにせよ、ブログは基本の基本で、ネット上で広く浅く、自分の興味を持っている人を集めるための手段を用意するということです。

場合によっては、ブログなし「インスタのみ」でもビジネスが成り立つ場合があります。

その辺は、状況を見ながら、集中と選択(どこに集中して、どこを捨てるか。)などを検討しながら進めて行くと良いでしょう。

ランディングページ作成

ブログやツイッター、ユーチューブなどは、言ってみれば「発信専用」や「集客」のための窓口であって、それ自体に「販売機能」がありません。

ユーチューバーが何か商品を紹介していても、その場で購入できないでしょ?

アマゾンやら楽天やらのリンクがついていて、そこから飛んで初めて購入できるわけです。

だから、ブログやツイッターに訪問してきたユーザーを「購入」へと「いざなう」ためには「販売できる機能」を持ったページを用意する必要があります。

それがランディングページです。

ランディングページは、一般的に縦長になっていて、最後のほうに「申し込む」とか「購入する」といったボタンがついているやつです。

基本的にはショッピングサイトと同じ作りです。

商品をカートに入れて・・・・購入完了、という流れになります。

集客したユーザーをランディングページに誘導して商品が購入されると、ビジネスは「1成功」を得たということになります。

SNS作成と運用

SNSはお客さんや見込み客とのコミュニケーションツールです。

ユーチューブでもコメントに返信する機能はありますが、登録者に一斉にお知らせをしようと思えば、動画を配信するしかありませんし、見ていない人も出てきます。

でも、SNS、例えば、LINE@などに登録してもらえば、登録者には一斉に配信することができますし、何人中何人が既読になったか?ということもはっきりわかります。

これがSNS運用です。

インスタでもツイッターでも同じです。

リスト管理と教育

SNSやブログ、あるいは資料請求などで得たユーザー情報のことを「リスト」と言います。

まだ購入に至っていないユーザーの中には「ちょっと興味がある。」程度の人もたくさんいます。

販売者側はたくさん情報を出しているにもかかわらず、あまりしっかり読んでいなかったりします。

そこで、教育です。

「教育」というと、完全に語弊がありますが、要するには「ユーザーがまだ知らない事実や情報をどんどん知らせてあげる。」ということです。

そうやってユーザー側が受け取る情報が増えるに従って「購入」へと誘導することができます。

例えば、初めて知った商品。

最初は良いか悪いかわかりません。

買って良いのか不安があります。

でも、使っている人の声や動画、いろいろな情報が入るに従って、その不安の壁が崩れていく経験をしたことは、誰もがあるのではないでしょうか。

人でも同じです。

初めて会った人の印象が悪くても、まわりから「あの人すっごいイイ人なんだよ。」「めっちゃ親切なんだよ。」「見た目はちょっと怖いけど、とても優しいの。」などなど。

たくさん情報を受け取ることで、最初の印象がどんどん変わって行くイメージです。

数値計測

「数値計測はこの段階だけ」でやるものではなく、ビジネスを運用するなかで「常にやる」ことです。

まだ見込み客を集めている段階では、ブログに何人がやってきた。」「何分滞在した(読んだ)。」「(訪問の)新規客が何人、リピーターが何人」「どういったキーワードでやってきたか。」といったことを、グーグル・穴リティクスやサーチコンソールなど無料のツールを見て計測します。

もちろん、計測だけしても意味はないので、ページやサイト構成などのチューニングを行っていきます。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。