今どき無知のネット開業は最悪。まずは基礎知識ありき!

まずは基礎知識

2020年12月、過去記事を大幅加筆しました(^^)/。

現在、ECサイトをモール店も含め複数運営しています。EC業界歴も20年を超えました。

失敗した店舗もあれば、簡単に年商1億を超えたお店もあったり。EC業界中心にアクティブに活動しています。

そんな理由から、よく相談を受けます。

そこでわかったのが、相談者100%に共通していること。

それは、「完全な知識不足」ということです。

基礎知識がまったくない。

悪いい方をすると「何にも知らない。」

何も知らない状態で、いきなりEC業界に参入してもうまくいくわけがないですよね。

ま、どこの業界でも同じだとは思いますが。

当たり前のこと

別に「知らないこと」をバカにするわけではありません。

冷静に考えてほしいんです。

例えば、「英語の通訳になりたい。」という場合、英語を知らないと話になりませんよね。

基礎から学んで、経験を積みながら、最後は資格試験を受けて合格。

そこからがプロの通訳としてのスタートです。

また、日本人の大学教授が日本語で、難しい物理の話をしているのを聞いた場合、日本語を話しているのはわかるけど、中身は理解できません。

物理の知識がないから、日本語だということはわかるけど、内容はちんぷんかんぷん。

知識がなければいくら聞いても身にならない。

つまり、どんな業界でも、参入する前提として「その業界に関する知識」が必要なわけです。

実は、このこと友人などに話すと鼻で笑われます。

「ふっw、そんなの当たり前じゃん。」と。

でも、その当たり前を知らない人がいるので、あえて記事にしています。

EC業界をなめてはいけない

昔は難しかったホームページの作成、いまでは、子供でも開設できるようになりました。

ネットショップについても同じです。

「構築のための」高度な知識とスキルがないとできなかったのが、今では、メルアドさえあれば、ShopifyBASE株式会社の通販開業サービスを使えば、簡単に自分のネットショップが作れます。

だから、「ECサイトを始めるのは簡単。」と思われるわけです。

もちろん、始めるのは超簡単ですよ。

でも、ビジネスとして成立できるようもっていくのは、そう簡単ではありません。

資格に合格してからが本当の意味でのスタートであるように、ネットショップも開店してからがスタートです。

開店までは、誰にでもできるわけですから。

チェックテストにチャレンジ!

ECをやるうえで必要な知識とは?

残念ながら、そんな膨大なことをここに書くことはできません。

でも、自分の知識不足をチェックする方法はあります。

例えば、ECビジネスに関する総合情報サイトがあります。2つ挙げます。

ECzine(イーシージン)
Web担当者フォーラム

日々、さまざまなニュースなどがアップされています。

どんなニュースも100%理解できる必要はありませんが、80%くらいは「なんの話なのか」「どういうことなのか。」が理解できて当たり前の世界です。

もともと、インターネットはアメリカでできたものですし、パソコンも外来品です。

だから、どうしても用語は英語中心になります。

EC業界だと、例えば、「HTML」「CSS」「SEO」「SNS」「PV」「CVR」「LTV」「OMO」「D2C」「オムニチャネル」「UI」「UX」「DX」などなど。

これらの業界用語は、算数でいう九九、日本語のひらながに相当するくらい、知らないと「話がわからない」「話ができない」レベルの基礎用語です。

これらの用語の正確な意味をしっかり理解したうえで、ビジネスを進めないと、重要な情報も目にも耳にも入ってこなくなります。

ですから、上記のような情報サイトはもちろん、関連書籍などをある程度読み漁って、しっかり準備運動はしておきましょうということです。

基礎知識の次は広告スキル

英単語を覚えて、熟語や文法などを学ぶように、ECサイトをやるうえでも、業界用語はしっかり理解したうえで、まだその先があります。

いろいろありますが、まずは何と言っても広告です。

広告スキル、と言ってもよいでしょう。

広告が扱えないと、いくら知識があっても、ただの評論家になってしまいます。

知識があって広告が扱えたら、事業家になることができます。

広告スキルは、デジプロなどのスクールで学んだり、ネットや書籍を活用して独学する方法があります。

自分に合っているほうを選ぶとよいでしょう。

キャッチコピーと売る文章

広告の運用スキルは、欠かせないのですが、さらに、キャッチコピーや売れる文章の作成スキルを身に着けることです。

実は、売れるキャッチコピーや文章が作れて広告が運用できたら、はっきり言って最強です。

そのスキルがあれば、何でも売ることができるといっても過言ではないです。

むしろ、キャッチコピーがわかってしまうと、売れやすい商品、売れにくい商品などが、売る前にわかってしまうのです・・・

商品ありきでスタートする人が、広告スキルなどを身につけないと、もう、目も当てられないことになります。

商品ありきでも、いったん立ち止まって、広告やキャッチコピーなどを学ぶべきです。

そうすると、実はその商品は「売れない商品だった。」なんてことがわかるわけです。

そもそも売れない商品を売るのは、はっきり言ってしんどいです。

どんなコンサルでも、「売れない商品は売るな。」っていうくらいですから。

「負けをわかっていて挑みたいか、どうなのか?」というのを自問自答すると良いです。

「少ない可能性にかけてみる。」ってこともあるんで、「この商品ダメだわ。」と100%の確率で負けが想定できるもの以外がチャレンジしても良いと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。