インバウンド黎明期~観光業へ転職だ!~

まず、言葉について。

「インバウンド」といえば「外国人観光客が日本に来るやつ」みたいなイメージだと思います。

しかしながら、本来の英語の意味は「本国行きの、帰航の、市内に向かう」で、日本で使われている「外国人が来るよ。」の意味はありません。

「インバウンド」という言葉は「シャーペン(mechanical pencil)」の和製英語ように、日本人が勝手に解釈して勝手に意味づけした言葉であることをお忘れなく。

という余談ですが、結論を言うと、「いや~これからは、観光業が熱いっすよ。」ということです。

少子高齢化で日本人としては、日本は衰退しているような印象を持っているかもしれませんが、とんでもない。

これから大繁栄の時代を迎えようとしています。(と、勝手に思っているだけですが!・・・)

ネットショップ黎明期のニオイ

現在、Shopifyでネットショップをやっています。

1995年にインターネットが日本に上陸したわけですが、当時、「これは来るぞ!(キター)」という予感があってネットを始めました。

当時は、「インターネットって何?」って言われることが多かったし、世間は、「海の物とも山の物ともつかぬ」という感じだったのでしょう。

その後、ネットショップなどは大ブレイクして当たり前になりました。

古くはナタデココブームとか、最近ではタピオカブーム、など一瞬で盛り上がって覚めるブームではなく、今後日本には「観光を世界に販売する」という流れが来るニオイがしてならないんです。

コロナ前はインバウンドが盛り上がっていましたが序章に過ぎないと思うんですよ。

「ものづくりニッポン」とはよく言いますが、家電メーカーなんか見ると完全に海外勢に負けていますから、今さら感しかないです。

もちろん、モノ作るひとは引き続き頑張って頂きたいと思います。

アナタもアタシも時代とともに年齢とともに転職するように、「日本」をひとりの人格としてみた場合、転職の時期に差し掛かっているように思えてならないんです。

観光業には何がある?

とは言え、観光業に新規参入するのはそう簡単ではない・・・

旅館建設?ホテル建設?

無理無理。

というわけで、できる範囲で観光業に食い込んで、波に乗るために、インバウンドによって観光業の中でも、どんなジャンルが熱くなるのか考えるために、そもそもどういったジャンルがあるのかチェックしてみました。

「どのジャンルに転職すると有利か。」という話ではなくて、どんな事業をやればいいか?って起業寄りの話です。

ホテル旅館業

ホテルや旅館がメインになると思います。

が、これからホテルや旅館を建設してうんぬんかんぬんは大企業に任せるとして、個人としてやれることになると民泊や事業承継などがあります。

事業承継なんかが、個人的には面白いかなって思います。

事業承継とは創業50年とか100年とか、要するに他人の事業を買い取ったり引き継いだりすること。

「誰かが使っていたブランド物の中古バッグを(「まだまだ使える!」という判断で)でメルカリなどで買う。」みたいなノリです。

そうすれば、建設などは、すっ飛ばして経営直行になるわけです。

旅館とかじゃなくても古民家とかもアリですね。

通訳などの語学関係

順不同ですが、言葉や文化の問題ですね。

個人的には、言葉の通じない国に遊びに行って、身振り手振りなどでなんとかするような、「通じないこと」を楽しむスタイルが好きですが、そうじゃない人もいますから通訳などは需用が増えるでしょう。

事業としてやるなら通訳派遣業とかになりますかね。(派遣業は許認可が必要)

アイデアとしては、ロコタビ(旧トラベロコ)でしょう。

ロコタビは、海外在住の日本人が、「旅行に行くけど、ちょっと治安の悪い国だから現地に詳しい日本人に助けて欲しい。」といったときに使うサービスです。

その逆バージョンです。

ドイツ人が来る→日本在住ドイツ人をアテンド、イタリア人が来る→日本在住イタリア人をアテンド。

まあ、すでにあると思いますが知らないだけですね。

この辺の情報に関しては、日本語のウェブサイトには出て来ないので、現地の言語で探さないとわからないです。

「日本行く」→「不安」→「同郷の人助けて」といったときに使えるポータルサイトなどがあれば当たりそうですが、おそらく、これもすでにあるでしょう。

普通に考えて思いつくことは、だいだい存在していますからね。

交通系

相変わらずタクシー業界は規制があって閉鎖的ですが、Uberなどがもっと普及すれば、Uberでピザをデリバリーするようなノリで「自家用車で外国人を運ぶ」というジャンルも盛り上がるでしょう。

規制緩和次第ですが。

もっとも、中の華の系の人は、そんな日本のタクシー事情などどこ吹く風と「白ナンバータクシーしまくり。」といったニュースも見たことがあるので、普通にやっていることでしょう。

交通系は組織でやるのは、ちょっとイメージができないですけど。

航空業界

さすがに個人で航空業界に参入するというのは無理なんでお勤め系の人だけですね。

ただ、空港もどんどんハイテク化IT化、AI化していて人が減ってきてますから、就職するにも転職するにも、門は狭まりつつあるのではないでしょうか。

爆買いからステップアップ?

バブル時代、日本人も海外行って爆買いしていた時代がありました。

今、そんなことする人ほとんどいないですね。

パッケージ旅行より、じっくり自由な旅を楽しむ系の人のほうが多い印象ですよね。

爆買いでお馴染みのあの国の人たちも、実は、どんどん進化していて、爆買いを卒業してワンランク上の旅を楽しむ人も増えてきています。(爆買いしていた人かどうかは知らないけど。)

特に、若い人は富裕層のご子息とかでしょうか。

留学しているのか観光かわかりませんが、日本語もうまくて中国人とは気づかないレベルの人も見かけます。

日本人で海外旅行する人は200万人くらい。

人口の割合でいうと1.5%くらい。

中国は人口が13億なんで、その1.5%は1,950万人。

そんな人数が日本に押し寄せてくることはないと思いますが政府のやり方次第でしょうね。怖いわ。

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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。