「自宅でネイルやマツエクのサロン開業」の相談に乗ったみた話

自宅でネイルサロン開業

顔見知りの女性がネイルかマツエクかの?「サロンの開業をしたい。」というので相談に乗ってみました。

こちらは、オッサンなんでネイルサロンもマツエクサロンも無縁。

占いも興味なければ、普段からリラックスしかしてないナマケモノなんででリラクゼーション・サロンなども無用の産物。

しかしながら、何のビジネスを立ち上げにしろ根本は同じなんで、話を聞いてみることに。

開業前に絶対押さえるべきこと

世間話から始まり本題に。

そこでまず一番聞きたかったことを聞いてみました。

「お客さんはついてる?」

これが一番大事なポイント。

「開業したいです。」

「お客さんは?」

「これから集めます。」

「やめといたら?」

という流れになるのがオチ。

しかしながら、彼女の場合は、今勤めているところでお客さんがついてるとのこと。

それなら話は早い。

店舗の選択肢は4種類

となると、次に必要になるのが店舗。

飲食店じゃないので、たいした設備もいらないし許認可も不要。

と考えると、サロンの立ち上げはちょ~お気楽ですね。

ただ、どう言った店舗を選ぶか?というのは重要。

4パターンくらいありますね。

事業用店舗を借りる

雑居ビルなど事業用の店舗を借りるパターン。

もっとも費用のかかるやり方ですが、立地や内装など自由に決めることができるのがメリットでしょう。

レンタルスペース

最近割と流行りでしょうか?

貸し会議室のようにスペース貸しをしているサービスを使うパターン。

ネイルサロン専用のレンタルスペースもたくさんあって、料金も内装デザイン、設備もピンキリです。

レンタルスペースのメリットは、「使った分だけ」なので固定費や電気代や水道代がかからない点。

デメリットはスペースを借りたい時に、誰かが借りていて借りられなかったり、曜日や時間によって料金が変わったり。

間借りスペース

美容室やカフェの一角などを借りて営業するパターン。

「知り合いだから」ということで「場所代いいよ~(無料)」なんてこともよくある話です。

しかも、間借りしているのが美容室なら「美容室お客さん」が「自分のお客さん」になることもあるので一石二鳥です。

間借りスペースは、コスト的にもマーケティング的にもかなり理想かもしれません。

ただ、デメリットもあります。

その美容室が「廃業する」となったときに一緒に移転、とか、無料や安価とはいえ「貸していただいている負目があったり、気を遣ったりでしょう。

間借りでやっている人も知っていますが、やっぱ、本音では「気をつかう」って言ってますね・・・

自宅で開業

一番手っ取り早く、最安値で開業できるパターンと言っても良いでしょう。

ただ、彼女のようにワンルームに住んでいる場合、そこでの開業は不可能。

2DKとか3LDKとか、サロン専用スペースが用意できる部屋に引っ越ししないといけない。

そこは引っ越ししましょう!

自宅開業の経験から言えるのは、移動がないので楽だし、なんと言っても「生活コスト」を劇的に下げられる点は最大のメリットでしょう。(税金関係の話は別枠で詳しく)

経営の勉強をしないといけないのか?

ビジネスの経験がない人の質問あるあるです。

「経営や経理の勉強をしないといけないのか?」と。

結論から言うと、算数ができたらそれでオッケー。

難しい話はいったん放置する!

算数とは、「入ってくるお金」から「出ていくお金」を引いて「いくら残った」のか?

の計算です。

具体的には「売り上げ」と「経費」

それだけちゃんと計算できたら全然やってけます。

保証します。

みんな難しく考えすぎなんですよね。。。

もちろん、「何が経費で何が売り上げなのか?」という簡単な知識は必要ですし、「人を雇う」とかになると、また話はガラリと変わりますが。

昔、確定申告に行ったとき、喫茶店かブティックかやっているようなお婆さんが税務署員に「佐藤さん?あのね、、、この洋服代とかは、経費にはできないんですよ。」って説明しているのを聞いたことがあります。

お金の面ではプライベートのお金とビジネスのお金は分けないといけない、ということですね。

一歩を踏み出せば、あとは自動的に

どんなビジネスも立ち上げが一番エネルギーがいるんです。

産みの苦しみというか、ゼロイチ(0→1)というやつです。

でも、未完成であっても1ができれば、不思議なことに、あとは割と自動的に進むようになっています。

想定通りいかないことは当たり前で、そういった事態に遭遇すれば軌道修正することになりますし、一度走り出せば、必ず何かしら「すべきこと」が湧いて出てきます。

そう言った課題をその都度こなしていく、その繰り返し。

数年営業しているとマンネリ感が出てきたり倦怠期のような時期も来ます。

そこで人時任せる、あるいは廃業するというパターンもあれば、ワクワクするような新しいことにチャレンジするというパターンも。

まあ、これは人それぞれ。

相談しよう。教えてもらおう。

誰の力も頼りにすることなく起業してやってきた身としては、「独学と自力こそ起業のカナメだ!それができねーやつは起業なんてするな!」なーんて思ってた時期もありますが、完全な誤りですね。

わからないことは知っている人に聞く。

困ったことがあれば相談する。

独学せず詳しい人や経験者に教えてもらう。

これが一番「楽」にスタートできるので、そう言った環境がある人は、どんどん聞いて、相談して、教えてもらって進めることをおすすめします。

独学は百害あって一利なし、とまでは言わないまでも、「時間がかかる。」「無駄な遠回りをする。」「間違ってることになかなか気づかない。(第三者目線が入らないので)」とか、害のほうが多いです。

いくつかビジネをやってますが、言っちゃ悪いですが、サロンの開業なんて、副業に毛が生えたレベルですよ。

数千万円からの投資が必要なビジネスなんて、お金も体力もメンタルも、ストレスがハンパないですから。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。