初めてのメルカリショッピングで

初めてのメルカリ

ネットショップ運営者とは言え、EC業界人ですからね。EC業界のことは広く浅く知っておかねばなりませぬ。

というわけで、人気のメルカリ(フリマアプリ)をiPhoneに入れて暇つぶしに見たり出品したりすることがあります。もっぱら出品が多かったのですが気づけば売り上げ金が8,000円ほど貯まっていました。

口座に引き出す手続きも面倒なので、この際メルカリでショッピングしてみようと商品を探したところ、良さそうなのがあったので購入することにしました。

出品者は13,000円で出品していたのですが、他のユーザーが「10,000円にしてくれ」、すると出品者は「いや、11,000円が限界だ。」「10,000円しか出せないのです。そこはなんとか・・・」といったやりとりがされていたのが10日前。交渉は決裂したようで商品はまだ残っているようでした。

そこで、「11,000円で買います!」とコメントしたところ即取引成立。で、ここからですよ。便利なのは。

購入はコンビニ払いにしたのですが、商品代金から今までの売上金を差し引いた額のバーコードが発行されるじゃありませんか。近くのセブンイレブンのレジで「ほぃ」っとスマホ画面を見せたら店員さんは慣れた様子で「はいはい」っとバーコードリーダでピっと。

「2110円でございます。」

めるかりしょp

今回は現金で払いました。コンビニでクレジットカードでも払える場合もあります。レジの液晶画面には「メルカリ」と出ていました。出品者に配送希望日を連絡して受け取りを待つことに。

しかし、このフリマアプリの購入手続きの簡単さや支払のしやすさの設計はすばらしいですね。ショップサーブはじめ、ネット販売システムももっとシンプルにならないですかね。

話は戻りますが、届け先はすでに登録してある住所が自動的に出品者に表示されるので、いついつに送って欲しいと伝えるだけで済みます。つまり、住所をあらたに入力する必要はないわけです。

多くの人がメルカリに慣れてしまうと、一般的なネットショップでの買い物が面倒くさいと感じられてしまうかもしれません。いや、恐ろしい話だ。

今のメルカリやSNSの「ノリ」を考えると、ネットショップはやや時代遅れのような気もしないではないですね。メールひとつとっても、例えば、お客さん「ご担当者様 お世話になります。昨日○○を購入した某(ナニガシ)と申します。この度は素敵な商品をありがとうございます。配送日のチェックを忘れたのですが、今週日曜のAMに変更していただくことが可能ですか?ご連絡お待ちしております。」云々といったやり取りが基本です。

でも、メルカリはあくまで個人売買のノリです。「日曜の午前に指定してくれますか?(^ー^)よろしくおねがいしま~す!」といったやり取りが普通なんですよね。ネま、「メルカリはフリマだから。」ということですが、その辺の垣根が崩れる日がくるかも、とか思ったり思わなかたり。

そうこうしているうちに商品が届きました。「らくらくメルカリ便で送ります。」とのことでしたが、そんな運送会社はあるわけもなく、日本郵政かヤマト運輸かが持ってくると予想したらクロネコさんでした。ただ、どこにもメルカリ便とは書かれておりません。らくらくなのは出品者ですね。

女性らしい気の利いた梱包に購入者はご満悦のもよう。「いやぁ~いい買い物をした。」と思ったのもつかのま。「ところで?この商品っていくらで売られてるのだろう?」と検索してしまいました。

やってはいけないことですね。orz

ヨドバシカメラで10,000円で売っているじゃないですか・・・送料も無料・・・メルカリは安く買えるという思い込みがありましたね。知らぬが仏であるべきだったと深く後悔はしていません。orz

ふとメルカリを見ると、出品アイテムが売れました!たかが2000円で出品したものです。

で、おもしろいのが、他にも同じものを出品している人が何十人もいるんです。500円の人だったり1000円の人だったり。でも、2000円が先に売れてしまうというこの不思議な現象。

「安いからと言って売れるわけではない。」ということです。「安いなら売れる。」というのは幻想です。高くても売れるんですね~~。ま、買ったときよりは断然安いんで結果的には大損をしてますが・・・w



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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。