ネットショップが生き残るヒントは三河屋さん

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生き残り三河屋

ネットショップには大きく分けて2種類。

1つ目は、大量の商品を自販機のように機械的に販売する大型サイト。客数や回転率を重視して効率的な経営を目指すスタイル。

2つ目は、いわゆる専門店。何でもかんでも扱うワケではなく、ある程度、商品ラインナップを絞り、人間味のあるハートフルな経営を目指す専門店。回転率よりもリピーターを作ってナンボのスタイル。

ショップサーブに出店している多くの店が、後者の専門店です。

そんな専門店が巨大サイトと勝負をしても勝てっこないですから、大手が決してやることのない三河屋さんの経営手法が、生き残るためのヒントになるでしょう。レッドオーシャンはもう懲り懲りですしね。

一斉にメルマガやクーポンを大量に出したり、メールの返信もテンプレートで送ったり。そういったやり方は、運営側としては体力も精神力も使いませんからラクです。

でも、そんなやり方で、いくらECが発達しても、客としてはお店の情熱や人間味などを感じることがありません。ネットショッピングにワクワク感を感じている人は少ないゆえに、そこにチャンスがあります。

ちなみに、三河屋さんは、さざえさんの登場キャラクターでも有名ですね。顧客を常にフォローしながら、新規注文を取って回る。各顧客の過去の注文や好み、家族構成や活動時間などのデータをアナログなノートなどで管理。

ひょっこり訪問して「そろそろ醤油切れそうじゃないですか?」「新しいお酒はいったんですけど試してみませんか?」などなど。そして、世間話などもこなしながら注文を取ったり集金をしたり。

三河屋さんは、しばしば敵対的に感じる企業とは正反対に、対等な立場の知人のような存在です。だから、客としても売り込まれるストレスを感じることもなく気軽に付き合えるのが三河屋さんの最大の強みでしょう。

そんなやり方をECサイトに取り入れるための具体策は何か?

フロント画面では、人が感じられるデザイン。顔写真を入れたり、手書き文字を入れたり。できるだけアナログな要素を取り入れるのが良いですね。

youtubeを使って、どんどん動画を流すのも良いですね。顔が見えることで顧客との壁や不安が一気になくなりますから。(知らないお店、かつ、顔が見えない場合、多くのお客さんは不安を感じる。)

次は、管理画面内にある顧客台帳でしょう。顧客データはデジタルになっていますが、管理画面の操作に苦手意識があったり、顧客数が少なかったりする場合はノートに手書きしても良いでしょう。手書きすることで、いろいろなアイデアも浮かびますからね。

このような三河屋さんの経営スタイルを取り入れると、大手企業が取り組んでいるビッグデータだの、リターゲティングだのCRMだの、小難しい専門用語も覚えなくて済みますね。

三河屋さんと聞くと、規模が小さいイメージなので、「実入りも、さぞ少なかろう。」と思うかもしれません。でも、主婦向けの商材を販売する、あるお店は、この三河屋さんスタイルの経営で開店2年目で年商6,000万を達成したといいます。

しかも利益率は25%ほどですから年収は約1500万円。恐らく、この規模な1人雇うかどうか。雇ったところで年収は軽く1,000万円を超えます。

マーケティングだのコンバージョン率の向上だの、「テクノロジーだけがECサイトのやり方じゃない。」そんな例をヒントに、あなたの専門店も、顧客とのつながりやビジネスの永続性を強めてはいかがでしょうか。