OEMでオリジナル商品を作る流れは8ステップ

OEMは8ステップ

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ぶっちゃけ、型番商品を仕入れて売るより、オリジナル商品を販売したほうがはるかに利益率も高く儲かる。当たり前ですが!

コンビニやホームセンター、スーパーやGMSがプライベートブランド(PB)を売り出す意味は「そこ」ですよね。

オリジナル商品の制作パターンはいろいろありますが、今回はOEMについて。

他の業界も同じようなものだと思いますので、当店の業界の話を元に8ステップについて紹介します。

問い合わせ

化粧品だろうがサプリメントだろうが、アパレルだろうが、最初は「お問い合わせ」からスタートです。

ウェブサイトに問い合わせフォームがあれば、そこから問い合わせメールを出します

でも、メーカー系は総じてITリテラシーが、かなり低いので、電話のほうがスムーズなことが多いです。

IT化が遅れているどころか、「IT化する気はさらさらない」みたいなメーカーも多いですね。

目安として、ウェブサイトが、このご時世に「スマホ対応していない。」「SSL化もされていない。」という場合は、間違いなく電話が一番早いでしょう。

当社の業界でも、メールで問い合わせをしたところ、完全にスルーされたと思って電話をしたら、「すぐに出てくれて話が進む。」というパターンはあるあるです。

「すいません。担当者(おっさん)がメールが苦手で・・・」みたいな。(そんなやつ首にしろ!)

余談になりましたが、問い合わせでは、作りたい商品を作ってくれそうなメーカーかどうかを確認するのがポイントです。

例えば、「かくかくしかじかの商品を作りたいのですが対応(製造)可能でしょうか。」みたいな感じです。

まぁ、OEMをやっている企業は、「何ができるか。」といったことについて、ウェブサイトで細かく紹介してくれていることが多いですけどね。

また、メーカーが発売している製品を知っていれば、外すことはないですが、微妙な場合は、微妙なところで「できない。」など言われることがあるので、問い合わせの段階で、「できるか否か(製造可能かどうか。)」をはっきりさせておくのは鉄則です。

ヒアリング

ヒアリングとはメーカー側が、依頼者と顔を合わせ、からあれこれ打ち合わせをするステージです。

「幅40cm、高さ50cm、奥行き20cm、ここの素材はこれで、ここは丸くして、この部分には滑り止めを。」といった希望を言います。

「対応できない」部分があった場合は、妥協案などが提案されることもあります。

この段階で希望の設計が製品化できないことがわかり、妥協もできない場合は破談です。

他のOEMなどを探すか、設計を1からやりなおすか。

でも、妥協も含め想定内の製品イメージができそうなら、メーカー側から、価格やロット数(1回の製造数)などについて、具体的な数字が提示されます。

「1個製造の場合は5000円です。100個なら1個当たり500円にできます。」みたいな感じです。

価格面で納得がいけば、次のステップです。

サンプル作成1

価格面で折り合いがついていきなり、大量製造になることは、まれです。

基本的には、サンプルを作ってもらいます。

サンプルは1個なので、見積りどおり5000円の支払いになります。

当店の業界の場合は、モノにもよりますが数千円から、海外の場合は空輸代金を含めサンプル1個が2~30万ということもよくあります。

工場のスケジュール次第で、サンプルの完成は1週間~2か月くらいかかることもあります(国内OEMの場合)。

サンプルができ上がって、非の打ちどころがなければよいのですが、だいたい、もうひと改善したくなるんですよね。

オリジナル商品はゼロから1を創る作業なので、めちゃくちゃ刺激的で楽しいですが、理想通りいかないこともあるので、かなり真剣になります。

商品改良

「もうちょっとサイズを小さく、丸みはもっと抑えて。」など。

サンプル第1号を手に、担当者と打ち合わせを行います。

依頼者側は製造に関する知識は少ないですから、とにかく、たくさん話をするのがポイントになるのではないでしょうか。

「え?それができないの?」ということも多々ありますが、「え?そんなことできるんですか?」という意外な提案が飛び出すこともあります。

サンプル作成2

サンプル1ができて、それをもとに改良されたサンプル2が出来上がってきます。

もちろん、タダじゃございません。しっかりお金がかかります。

出来上がったサンプル2を見て、いけそうならGOサインです。

先方の提示した製造ロットに即してオーダーをします。

契約と発注

サンプル2が出来上がっただんかいで、「違うな。」と思った場合は、そこで終わっても構いません。

つまり、「依頼しません。」です。

まあ、よほど見当違いの工場を引き当てたり、工場のレベルが低すぎたりしない限り、サンプル2、3作って「やめます。」ってことは少ないですけど。

契約と言っても、簡単なものです。

卸企業と契約するような感じですかね。

当店の場合は、なじみのメーカーなので、契約などなく口約束レベルのことが多いですが、きっちりしているところは書面での契約などになります。

製造

海外工場で作る場合は、やはり時間がかかります。2か月3か月は当たり前で、ものによっては6か月や1年スパンで作ることもあります。

でも、当店はせっかちなので、国内でサクッと作ってもらいます。

コロナ渦でネット通販が急激に伸びましたが、やはり、メイド・イン・ジャパンやクオリティーの高さを訴求した商品は、強い傾向がありましたからね。

製品が完成するまで、数にもよりますが、だいたい1、2週間です(うちの業界は)

メーカーによっては、家内制手工業の場合もあるので、あまりに大量ロットの場合、かなり時間がかかってしまう場合もあります。

家内制手工業とは、例えば、「ボロい一戸建ての工場(こうば)で、パートのおばちゃんが手作業で作る。」みたいなイメージです。

納品

国内製造の強みは何と言ってもクオリティーが100点満点ということでしょうか。

もちろん、国内は国内でもメーカーによるとは思いますが、当社でお願いしているところは、間違いないです。

ドカンと納品してもらっても検品の必要がありませんので検品はしません。

注文が入ればそのままお客様に送ります。

でも、これが海外メーカーだと、大変なことにもなりますね。

さんざん打ち合わせして、サンプルもしっかり確認したけど、「届いたコンテナ1本ゴミになった。」なんてパターンです。

返品するのは現実的ではないし、契約上返金も求められないことも多いので、海外工場で作ってもらう可能性がある場合は、プロに手伝ってもらったほうがよいでしょう。