「ヤフーショッピングに出店したいんだけど売れるの?メリットはなにかある?」といった相談を受けました。
当店も、かれこれ10年か15年か忘れましたが出店し続けています。
途中、自社で2、3店舗を立ち上げ、依頼を受けて1店舗立ち上げ。
自社の追加店舗は、勢いだけで立ち上げたんですが、リソース(人材)的に運営に手が回らず、さらには、さほど売れるものでもなかったんで閉店しました。
依頼の店舗さんは、実店舗のお店さんで10年くらいやっていたと思いますが、実店舗を閉められてネットだけでやってらっしゃいます。
そんな状況を踏まえヤフーショッピングについて、あれこれと。
かんたん出店終了
プランの名前は忘れたんですが、今で言うbase(ベイス)のような作りのシンプルプランのようなものがありました。
プロフェッショナル・プランは初心者には難しい。
個人でもかんたんに出店したい人を募集しよう。
といった流れでできたプランだと思います。
このプランで数万店とか数十万店で増えたとか増えないとか。
ただ、そんなネット販売初心者のお店が増えたところで、ヤフーの売り上げは上がるどころか、大量のゴミ(幽霊ショップ)を抱えることになるので廃止になったのでしょう。
そんな事情から、ヤフーは出店料無料、月額固定費も無料ですが、しっかり事業として売り上げを取る方向に舵を切っていると思われます。
これは、審査にも絡んでくると思いますが、審査側で「これ、売れそうにないよね~。」「うん。何かの拍子で売れるようなポテンシャルも微塵も感じられねぇな。」と判断されたら、出店者がいくら善人でも、いくら提出書類が完璧でも審査は落ちるのではないか?と勝手に思っています。
だって、ゴミのようなショップを大量に開店させても容量食うだけだし、下手するとワケのわからん(わかっていない)ど素人の相談も受けないといけないかもしれませんしね。
だから、シンプルプランのようなやつは廃止になった。
メリットだけ。デメリットなし。
ヤフーショッピングに出店する場合、はっきり言ってメリットしかないです。
当店が最初に出店したときは有料でした。(有料時の店舗は閉店→無料化で再出店)
たいして売れもしないをわかっていたのに、月額3万くらいで出店していて、結局3年くらいですかね、忘れましたが、100万近くの損をしたことがありました。
当時は、自作サイトで売れまくっていたので100万200万なんて額は大したことがなかったので、だらだら出店し続けてました。
有料時、「売れもしないのにコストがかかる。」という部分では、大いなるデメリットでしたが、今は無料ですから、売れたら売れた分利益がでるわけですから、逆立ちして考えてもメリットしかないわけです。
あえて、デメリットを上げるなら「システムに慣れるまで時間がかかる。」という点でしょうか。
base(ベイス)などは審査もなくアカウント作成と同時に、システムに慣れる必要もなく開店できるわけですしね。
繰り返しますが、ヤフーショッピングは出店するメリットしかないです。
出品禁止商品放置のなぞ
今回、改めてガイドラインなどを見返してみました。
すると、出品禁止商品の中に、「え?」というものを見つけました。
『開運、魔よけを標榜(ひょうぼう)する高額商品』
ふつうに売ってますけど???
ま、これは置いといて、『オーダーメイド品や受注発注品』も禁止といった表記を見かけました。
え?バリバリオーダーメードや受注発注やってますけど?
ただ、これは公式情報ではなかったので(Makeshopのページ)公式ガイドラインの該当箇所を確認してみました。
要するに、例えば、「先に振込をさせてから注文品を作る。発注する。」という場合は禁止になって、決済完了後すぐに発送する場合は、なんら問題ないわけですね。
受注発注、オーダーメード全然OKでした。
あぁ~よかった。
通報されるかと思ったわ。
新しく出店したくなったゾ
焼肉のにおいがしてくると食べたくなりますよね。
カレーのにおいも、そう。
ガイドラインを読んでいたら、ヤフーショッピングに出店したくなりましたね。
というわけで、年も明けたしコロナも明けた。
「やらないメリットなし。やるメリットしかない!」ということで、過去に閉店してしまった店舗をリニューアルオープンする方向でやってみようと決意。
当社は法人なので、個人事業主よりは審査は通りやすいとは思いますが、万が一もあり得るので戦略的に慎重に進めて行きたいと思います。
経過については、審査に落ちた場合は即記事に。
通った場合は、途中経過やお店完成後に記事になると思います。
いやぁ~楽しみだ!
もう在庫はいや
100%全商品、完全に受注発注型です。
在庫を抱えることに疲れたんで・・・
「注文を受けてから受注してお客さんにお届け。」のスタイルですね。
もちろん、「代金だけを先に受け取って。」といったガイドライン違反はしません。
在庫はあればあったで「即」お届けできるというメリットはあるんですが、「売れ残ることがある」というデメリットもあるんですよね。
アマゾン倉庫に在庫を放り込んで販売する場合は楽でいいんですが、自社のスペースを使って在庫を保管していると、場所は狭くなるし、売れ残りからは貧乏光線が出てくるので、できるだけ早く処分しないといけないし。
売れ残りも割引して売れりゃいいですよ。
売れないポテンシャルしか持っていない商品は0円にしても貰い手がないものなんです。
でも、これはネットに0円で公開した場合です。
友人知人に「いる人いない?」なんて聞いて回ったり、ジモティーなんかに0円出品すれば、秒で処分できますけどね。
こんな禁止行為があった!
最後に、オモシロ禁止行為を見つけたので。
「よその通販のダンボールをリサイクルして送るな。」ってことですね。
こんな禁止事項あったの知ってました?
今知りましたが、過去にやったことあるような気がしますね・・・
ただ、ZOZOもアマゾンも再利用できるような箱のクオリティーじゃないですから(弱すぎ)、ほぼ廃棄しています。
でも、先日180サイズの商品を梱包したんですが(たまにある)、ダンボールがなくてホームセンターに買いに行ったんです。
なんと2,000円近くになりましたよ。
アマゾンやZOZOのダンボールも置いておいて、スプレーとかでロゴを消して、お客さんが確認できないようにすれば、再利用すればOKですね!
出店審査に通るコツ
ヤフーが公式に「出店審査に通るコツ」なんて公表していません。
「それはヒ・ミ・ツ。」と言わんばかりです。
ただ、自分がショッピングモールの運営者として考えた場合、つまり、立場を変えて出店者を募った場合のことを考えると、わりと審査に通るコツは見えてくるかもしれません。
例えば、審査に落とす場合は、こんな感じでしょうか。
- 書類不備が続く常識がなさそうな申込者
- 出品禁止商品でなくても、ショッピングモールの品位を下げてしまうような商品
- いかにも売れない商品(過去のデータを見ればわかる)
- 実績のない個人事業主
- 実績のないできたてほやほやの法人は警戒レベル
これらの逆を行けば、出店審査は通りやすくなります。(自分が審査員ならね!)
ヤフーがそう言っているワケじゃないんで勘違いしないでくださいよ~。