レターパック・ネコポス・定形外郵便で送料を安くする方法と注意点

安い送料6選の活用方法

アクセサリーや小物雑貨、Tシャツなどの衣類など、軽量で破損の心配のない商品を扱っていて、しかも、低価格帯

そんな時は定形外郵便やレターパックなどを利用するとすると送料が安く押さえられます。

例えば、「500円のモノを買って送料が800円」だと、一般的な消費者は「高い」と感じます。

金持ちなら気にしませんが、普通の感覚を持ったお客さんが9割です。

それを考えると、ECサイト運営者としては、販売戦略上、送料はできるだけ安くおさえるのはマストです。

「安い&早い」を求める客が9割

アクセサリーなどの小物を販売しているなら、必ずしも運送会社と契約する必要はありません。

運送会社と契約すると距離に応じて運賃が決まります。

クロネコを使って「米粒1個」を東京から沖縄に送ったら約1300円です。

さすがに、早くて確実な送り方ですが、コスト的には上手な送り方とは言えません。

実際には、米粒を送ることはないと思いますが、そんなときは、封筒に入れておくれば94円(定形郵便)で済みます。

なんならハガキに貼り付けて送れば64円で済みます。

「ちりも積もれば山となる」と言うように、送料に無駄があると年間で計算すると、かなり損をしていることに気づきます。

米粒は極端な話として、コストを意識するのは小さなネットショップでも、経営者として当然の感覚です。

9割のお客さんが求めているのは「安い送料」や「送料無料」です。

クロネコで送って欲しいわけでもなく佐川急便でもないんです。

9割のお客さんは、早く安く確実に届けば満足するのです。

ネットショップ運営を長くやっていると、「ヤマト運輸でないとキャンセルだ。」「絶対に14時に持って来い。」なんて言う、 迷惑な客もいました、ごくごく一部です。

1万人に1人とかのレベルです。そんな少数派の意見に合わす必要はありません。

送料が安くなる送り方一覧

小物系を送る場合に送料が安く済むサービスの一覧。

これらのサービスに共通するのは全国一律料金です。

お隣さんに送ろうが、沖縄や北海道、離島だろうが、日本国内なら同一料金です。

しかも、郵便局のサービスは、インフラが整っているため届くのも非常に早いのが特徴です。

毎回早いとは言えませんが宅急便でも3日かかるようなところに2日で届いたこともありました。(大阪→網走)

サービス名一律料金制限方法コメント
定形外郵便120円~1350円50g~4kgまでポスト投函、郵便受けにイン発送記録も受け取り記録もない
ゆうメール180円~360円雑誌、カタログ、CD、DVD
ポスト投函、郵便受けにイン発送記録も受け取り記録もない
レターパックライト380円340mm×248mm(A4ファイルサイズ)4kg以内、厚さ3cm以内ポスト投函、郵便受けにイン追跡があるので、郵便受けに入れられたかどうかはわかる。
レターパックプラス520円340mm×248mm(A4ファイルサイズ)4kg以内ポスト投函、対面渡し(印鑑・署名) 時間指定のないが、宅急便同等の確実性。
クリックポスト198円長辺34cm以下、短辺25cm以下、厚さ3cm以下、1kg以内 ポスト投函、郵便受けインクロネコメール便の郵便局版。※Yahoo! Japanとの提携サービスのため要Yahoo ID。
ネコポス~385円角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)以内(※但し、23cm×11.5cm以内を除、厚さ2.5cm以内、重さ1Kg以内集荷、郵便受けインヤマト運輸のレターパックに近いサービス。契約により料金は最大378円。 

郵便局が強いわけ

契約不要で、個人でもすぐに使える郵便局のレターパック・ライトレター・パックプラスが強いという印象です。

先にも書きましたが郵便局は、もともと国営企業です。

インフラが日本全国隅々まで張り巡らされています。

民営化されたときで、セブンイレブンの2倍の店舗数があったほどです。

ただ、ヤマト運輸も頑張っています。

ネコポスに関しては、宅急便と同じく、全国どこでも翌日配送を謳っています。

安い送料3つの注意点

安いのにはワケがある。

というわけで安い送料サービスを使う場合の注意点を3つほど。

1.郵便受けに入るのを知らないお客さん
2.誤配
3.郵便受けに入らない

参考記事:宅配便の送料を安くする方法7選

郵便受けに入るのを知らないお客さん

対面で手渡して印鑑やサインをもらうレターパック・プラス以外、郵便受けに入れることで配達完了という仕組みです。

そのため、ショッピングをしたお客さんが「荷物が郵便受けに入ること」を知らず「届いていない。」とクレームをしてくることもあります。

そういたトラブルを避けるためにも、商品ページのカートボタンの付近に「届け方」について説明する箇所を設けたり、自動返信メールや発送連絡メールでもその点に触れておくようにしておきましょう。

商品のオプションに強制的に「郵便受けにお届け」と入れてしまっても良いでしょう。

誤配

配達員も人間です。

「誤配」というミスが発生します。

「誤ってお隣さんのポストに入れてしまった。」といったトラブルもあります。

お隣さんが「間違ってとどきましたよ。」と持ってきてくれたら良いのですが、間違って届いているのを知りながら放置したり捨ててしまったりする人もいます。

そんなトラブルを避けたいなら3000円までの保証があるヤマト運輸のネコポスが良さそうです。

郵便受けに入らない

レターパックの厚さ3cmまでという規定をクリアしていても、ワンルームマンションなど、そもそも郵便受けの受け口の幅が3cmもないようなケースもあります。

そのような場合、ヤマト運輸は「配達せずに持ち帰る」というルールがあります。

厚さ3cmまでだからと安心して、ぎっしり詰め込んでしまうと、送料は安く済んでもお届けまでに時間がかかってしまうリスクもあります。

郵便受けに入れる荷物はできるだけ薄く作ったほうが得策ですね。

定形外郵便が3回も行方不明!

定形郵便や定形外郵便は、荷受けの記録も配達の記録も残りません。

そのため、行方不明になっても、郵便局側は「調査してくれる」という建前ではあります。

「配達員が自宅に持ち帰っていた(職務怠慢)。」といったケースを除いて紛失した郵便物が出てくる可能性は低いと思ったほうが良いです。

以前、定形外郵便で商品を送っていたころ、「お客さんから届かない。」とメールが入りました。

2回目送っても「届かない。」

3回目送っても「届かない。」

これはもしや、「記録の残らないことを悪用した詐欺かも?」と疑いをもったので宅急便で送って確実に届けました。

このように、「悪用される可能性はある」と頭の片隅においておきたいですね。

まとめ

全国一律の安い配送サービス。

安くてメリットもありますが、対面でお届けされる宅配便に比べると誤配や行方不明などのリスクはあります。

実際に、稼働すれば、おおむねうまくいくとは思いますがトラブルが発生するたびに対処方法を考えてノウハウを蓄積していきましょう。