すっかり外食もしなくなった昨今。
ランチのお誘いを頂いたので、それなりのお店の目星だけつけて、当日は行き当たりばったりで、というプラン。
選んだのは鉄板焼きのお店。
焼き鳥のように多数のメニューがあり、1メニューにつき串一本。
選ぶのが面倒な人のために「おまかせ」と言うコースがあったのでそれを頼む。
「ストップするまで、次々と串が出てくる。」と説明を受ける。
お腹が空いていたこともあり、最初の一本は「なんておいしい!」という感覚。
その後出てくる串類もすべておいしい。
1時間ほど食べ続けたところで満腹感を感じたので、椎茸の肉詰めが運ばれてきたところで「これでストップでお願いします。」と店員の若い女性に伝える。
すると「え💦ちょっとまだ焼いてるかもしれないので確認してきます💨」と。
すると、すでに2種ほど焼いていて、「ストップ」したにもかかわらず、こちらの有無をいわせず2本が運ばれてくるではないか。
椎茸の肉詰めですでに満腹になっていたところに、追い打ちをかけるように、鳥のささみともう一種。
良い教育?を受けてきたので食事を残すのはもったいないし、お行儀は悪いと思う派。
最後の2本も食し満腹以上になった。
それはすなわち、限界効用逓減の法則における閾値を超えたため、食事の満足度が急激に下がったことを意味する。
「あ〜おいしかったな。」で店を去れば、「また来たい。」と言う選択肢が残るが、残念ながらそうはならなかった。
そもそも、店員が最初のオーダーを取りに来た時に「どのタイミングで、どのようにストップをかけるか。」を説明していなかったのが根本原因。
いわばオペレーションのミス。
飲食店はお客さんに満足してもらってなんぼ。
最後の最後に、微妙な不快感を与えてしまったわけだ。
とは言え、しょせん大衆向けの店なのでハイレベルなことを期待する方が、そもそもの間違いではある。
創業者の話を聞いたことがあり好感も持っていたが、やはり細かいところまで目は行き届いてなさそう。
クレームをするタイプの人間ではないので、サイレントクレーマーのちょっとした不満をここで成仏させることにした。
合掌。



