仕入れのネッシーってどう?

仕入れのネッシーはどう?

「ネットで借りてポストへ返却(もはや古いですね!)」じゃありませんが、今や、「ネットで仕入れてネットで販売」そんなネットショップも、すっかり当たり前の時代になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

管理人は「BtoB仕入れサイト」としては有名なNETSEA(ネッシー)(以前は、DeNA BtoB Market)にバイヤーとしてもサプライヤー(問屋として)としても参加しているので、その辺も含め、仕入れに関していろいろ書いてみました。

《《朗報!》》 300点仕入れのセレクトショップから始めよう!(在庫リスクなし!)

売れる商品を見極める基本ポイント

「卸サイト」と聞けば、「卸価格で仕入れられる」と思うじゃないですか。

でも、卸価格ってのは、実は、問屋やメーカーの言い値です。

つまり、「これが卸価格です。」と言えば卸価格なんです。

本来、卸価格と言えば、利益を乗せて販売できるはずです。

だれでも、どんな卸価格だろうが利益を乗せて「売り出す」ことはできます。

でも、問題は、その価格が「売れる価格かどうか」です。

以前、国産の雑貨を仕入れた時定価1000円に対して、卸値750円なんてことがありました。

そして市場では、800円くらいで売られているワケです。

売れたら50円の利益・・・・

「いやいや、そんなのビジネスになんないじゃん。」ですよ。

ですから、ネット販売や実店舗販売で、「ネッシーから仕入れてモノを売りたい。」って場合は、本来の意味での卸価格でないと意味がありません。

つまり、利益がちゃんと出せる仕入れ値ということです。

例えば、NETSEA(ネッシー)で「卸価格:7,000円」って商品があるとします。

サプライヤー(商品提供企業)が卸価格と言っているので、その通りでしょう。

でも、その商品ネット検索してみてください。

Amazonや楽天で6,500なんかで売られているわけです。

「ふざけんな!何が卸価格だよ!」と怒りたくなりますよね。

このような商品は、 そもそもサプライヤーは本来の意味で卸すつもりは、さらさらなく、ネッシーの中で小売(安売り)しているだけです。

「卸売」と聞きいて「安い」と感じるユーザーをターゲットに販売しているだけです。

「業務用〇〇」とサブタイトルがついていると、なんとなく安く感じるじゃないですか。

それと同じで「卸価格」とついているだけで消費者は安く感じてしまう、ある意味心理テクニックを使っているわけです。

ま、バレバレですけどね。、

じゃ、全部のサプイヤーがすべてそう(小売価格を卸価格と謳っている)かというと、そうじゃないです。ちゃんとした卸価格で提供している場合もあります。

このような本当の卸メーカーや問屋を見つけるのが最大のポイントになってくるかと思います。

つまり、ネッシーは、なんちゃって卸とリアル卸が混在したBtoBサイトということが言えます。

なんちゃっての フェイクを見極めるのがコツ!です。

アマゾンと同じ価格、それ以上の価格で「卸」と謳っている業者はゴミ!

無視しましょう。(ある程度のアイテムをチェックすること!)

優良サプライヤーのチェックポイント

「優良サプライヤー」は、ここでは「まともな卸価格」で商品を提供している業者、といったところです。

「うちはまともな卸価格ですよ~」とは書いていないので、価格チェックの次に商品詳細画面の右の一覧がチェックポイントになってきます。

画像転載不可(メーカーの提供する写真を使ってはいけない。)という時点で、自分で商品を仕入れて撮影する必要があります。

つまり、メーカーの写真をコピペして販売することはできない。

メーカー消費者への直送をしていないことを意味します。

でも、「ネット販売はOK」です。これはありがたいですね。

ネットオークションは不可です。

これにはいろいろ理由があると思いますが、一番の理由は、「安値スタートをすることで商品のブランドイメージが下がることを避けたい。」という意図があると思われます。 (メルカリはどうなんでしょうかね。今ならそこまで書くはずですが、、、)

この例の場合は、わりととちゃんとした卸価格でやっているサプライヤーの可能性が高いです。

でも、申請して、そこをパスしないといけないので、実態のない個人などはハネられる可能性があります。

実態とは、ネットショップもなし、ウェブサイトもなし。

ただ、即席で個人事業名をテキトーにつけて参加したような人たちは門前払いの可能性が高いです。(当店の場合はそうしています。)

当店も、販路を拡大しようとガチの卸価格で商品を出していた時期があります。

たとえ個人でも、仕入れてもらってネット販売してくれれば、確実に利益が出せる商品だったのですが、正直、発見されるまでに至らなかったです。

2018年に新しい商品を作ったので、トップセラーNETSEA(ネッシー)に出品しようと準備中です。

最近は、普通の仕入れをする人は少なそうなので、トップセラーのドロップシッピング形式を採用する可能性が高いです。

サプライヤーとして参加したワケ

サプライヤー(問屋)として登録した目的は、取引をしてくれる小売店を見つける目的が半分、卸値という名の「安売り」する目的が半分です(ゴミですが!)。

つまり、ネッシーに登録してくる人や企業を半分は「取引先」と見みて、半分は単なる消費者と見るわけです。

これはアフィリエイトでも同じようなパターンがありますよね。

販売パートナー(アフィリエーター)を探すのが目的と言うよりは、高額な報酬をエサにアフィリエーターを消費者としてアフィリエイトを運用するケースです。

例えば、「10,000円の商品が売れると報酬が8,000円!」なんて聞くと、「こりゃ買わないと損!」って思いますよね。

でも、実は原価200円のものを2,000円で販売してるだけ。そんな魂胆が見え見えといったケースです。

でも、面白いもので、世の中の8割の人はそういうカラクリに気づかないんだそうです。「本当に得をした。」と思うんだそうです(なんて幸せな!)。

メーカー問屋”ウラ”事情

当店の仕入先メーカー(30社以上)ですが、実は1社もネッシーには出店していません(笑)。

これには理由が3つあります。

1つ目は、既存の取引先だけで十分経営が成り立っていて、あえて、新規取引先を積極的に開拓する意思のないメーカーさんです(もちろん新規は歓迎)。

ネットで卸ができることは知っていますが、「そこまで手が回わせるほどリソース(人材、ノウハウ等)がない。」という事情があります。

2つ目は、企業体質が古く、高齢者だけでやっているようなメーカーです。

メールで問い合わせを出しても返答がなく、電話すればすぐにつながります。

つまり、パソコンはただの箱として社内に陳列されているだけで活用されていない超アナログメーカーです。発注も未だにFAX(爆)。

そんなメーカーがネッシーに出店できるわけがありません。

3つ目は、販売店としては非常に残念に思うケースですが、メーカーが直接ネット販売を手がけているケースです。D2Cですね。

「もう卸先の小売店などアテにならない!自社で直売するぞ!」との社長命令があったのか、なかったのかは、わかりませんが、楽天、ヤフー、アマゾンなどで売りまくっています。

でも、一応BtoBが基本なので「取引をしたい」というお客様は歓迎されます。

ただ、ネット上では、仕入れ先のメーカーさんと同じ土俵で競争していくことになります。

メーカーさんが、安売りせず、定価に近い値段で販売しているような場合は、十分やっていけます。

仕入れで「勝つ」ためには

このページは、NETSEA(ネッシー)がドロップシッピングに対応したのを期に、2018年9月に改変しました。

基本的に、従来型、「モノを仕入れて在庫して販売する」といったネット販売の基本スタイルを念頭に書いてきました。

でも、やはり、在庫は持ちたくないものですよね。当店も、一部在庫を持たず横流しのネット販売をやっていますが、正直、これが一番楽(^^)です。

最大限の利益を確保したい場合は、従来型の仕入れがベストですが、今ネット販売に参入する人は、「ガチ」の人は少ないので、多少利益が少なくても、、トップセラーやネッシーのドロップシッピングを使うのが良いかな?って思います。

「良い仕入れ」ができるかできないかは、最終的にはリサーチ力に尽きるかと思います。

市場調査、価格調査など。

すごくセンスの良い人は別にして、個人的な「これが売れそう」なんて感覚は信用できませんから、仕入れ関連情報は国内トップクラスの当サイトを参考にしていただきながらも、じっくりリサーチして、ネット販売を始めて頂ければ、と思います。

ネット販売は、いろいろ大変なことはありますが、はっきり言って「楽しい」です。

ぜひ、最初の一歩を踏み出し、楽しい楽しいECビジネス業界に参入して頂ければ、情報提供者冥利につきます。

商材探しに時間をかけたモノ勝ち

「ネットショップの成功の決め手は仕入れにあり。」と言っても良いくらいです。

繰り返しになりますが、勝てる商品を見つけること。

まずは、そこに、全力を尽くすのが、後で楽するコツです。

「これいいかな?」→ネット検索「利益だせーねーじゃん。」、「これは!?」→ネット検索「びみょー」

これの繰り返しです。

これを「市場調査」と言うのですが、マクドナルドでもそうじゃないですか。

新しく店舗を出すときは、そのエリアの人通りを徹底調査します。

思い付きで出店したりしません。

じっくり下調べして、「よしこれならいける。」と判断したときにお店を作ります。

その他のチェーン店も同様です。

なんとなく出店しても、利益を出せる体制なんかできやしません。

とにかくマーケット調査です。

良い商材が見つからなければ、「ネット販売はやらない。」くらいの気持ちを持ったほうが良いです。

やらない選択も、損をしないための秘訣ですからね。

2020年、当店も少ないですがNETSEA(ネッシー)で商材を提供しています。

上代(定価)の5~6掛け(50%~60%)の卸値です。

ネット上では安くて20%引きなので、最大4割の利益から、少なくとも20%の利益は出せます。(ただし、販売サイトを持っていないとお断りですが。)

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仕入れについて基礎から学びたい方のための仕入れ基礎講座。非常にに人気があります。2005年スタートなので、若干古い情報などもありますが、日々アップデートに努めているので、ぜひご活用ください。

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