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講座5 仕入れ専門用語を知ろう

仕入れの現場でよく使われる言葉があります。どこの業界も似たようなものだとは思いますが、管理人が「これくらい知っておけば、なんとかなるんじゃない?わかりませんが!」的に、専門用語をピックアップして解説します。同じ言葉でも、業界が変われば意味も変わることもあるので注意しましょう。


1.上代【じょうだい】

この言葉を初めて聞いたとき「何それ?」と聞き返したのを思い出します。一般の消費者として生活している限り、「上代」という言葉を使うことは少ないでしょう。上代とは、簡単に言えば「定価」のことです。いわゆるメーカー小売希望価格のことを言ったりします。

例えば、現金問屋などに足を運び、「この商品の定価はいくらですか?」と聞けば、「一般のお客さんかな?」と思われますが、「この商品の上代はいくら?」と聞きけば、「業界人?」と思われるのです。業界度の濃い言葉のひとつと言えるでしょう。

ちなみに、輸入商品などで定価が決まっていない場合(オープン価格)などは、輸入元の商社が参考としての定価を提示する「参考上代」と言う言い方があったり、「プロパー(proper/正規の)」と言うこともあります。


2.下代【げだい】

上があれば下もある。下代とは卸値、仕入れ価格という意味です。でも、この言葉は、あまり定義がはっきりしてなくて、管理人の業界の場合は「メーカーが問屋に卸す価格のことを下代」と言っていますし、かつていた業界では仕入れ価格のことを普通に下代と言っていました。

その他、「卸単価」、単に「単価」、「仕切り」などと言うこともあります。特に、「仕切り」という言葉は、メーカーが問屋に卸す場合によく使われるようです。いずれにせよ、「卸値」には間違いないので、関わっている業界の常識に従えば良いでしょう。


3.掛け率【かけりつ】

「この商品の仕入れ値はいくらですか?」というより、「この商品のかけ率は?」なんて言うほうが多いような気がします。掛け率とは、販売価格に対する仕入れ価格の割合です。6掛けと言えば、定価10000円の商品なら6000円が仕入れ価格ということを意味します。


4.注残【ちゅうざん】

納期が遅れている注文のことです。例えば、メーカーに発注した際、メーカーが在庫切れを起こし商品を出荷できず、後日納品することになる注文分(予約、保留)のこと。正確には受注残。

具体的に言うと、メーカーに100個発注をかけた際、70個は在庫があったのですぐに送ってもらいましたが、残り30個は後日入荷次第納品です。この時の「残り30個分」が注残です。バックオーダーと言うこともあります。


5.発注単位【はっちゅうたんい】

仕入れをする場合、卸値で買いつけますが、多くの場合注文の最低単位が決められていることが一般的です。「発注単位は3ケースからでお願いします。」「発注は10万円以上でお願いします。」など、注文するときの単位のことです。

「発注単位」は「注文する際の最低ラインのことですから、英語で「ミニマム(minimum/最小の量)」と言うこともあります。また、よく似た言葉に「ロット(lot/組、単位)」という言葉があります。「1入/lot」と書いていれば、1つの箱に商品が2個入っていて、それが最低発注単位だったりします。


6.元払い【もとばらい】

元払とは、発送人が送料を負担して荷物を送ることを意味します。送料着払いの反意語です。送ってもらう側の立場で言い換えると「送料無料」です。

問屋やメーカーに直接商品を取りに行けば、配送運賃はかかりませんが、仕入れ先が遠方の場合、送ってもらうのが一般的です。そうすると、ネットショップでの販売と同じように、「送料は誰が負担するか?」という問題が出てきます。

そこで、例えば、「10万円以上の発注の場合は送料元払い。」などの条件があれば、10万円未満の仕入れは別途送料を払わないといけないし、10万円以上仕入れるなら、送料は卸し先が負担してくれるということになります。


7.赤伝【あかでん】

辞書にも載っていない言葉、まさに仕入れ現場で使う専門用語と言えます。仕入れをすると必ず伝票が付いてきます。納品書であったり仕入れ伝票であったり。そこには、取引先名やコード、仕入れ価格から納品数量、合計金額などが記載されていたりします。

例えば、商品Aを5000円で仕入れた。このとき、仕入れ伝票などには「5000円」と記載されます。ところが、商品Aが破損していたので仕入先に返品しました。すると今度は、『「-5000円」を納品した』という意味の仕入れ伝票がきます。返品したので、プラマイゼロにしているわけです。このマイナスを意味する伝票のことを赤伝と言います。

この赤伝が登場するのは、継続的に仕入を行っているときで、「これから仕入れをする」と言う場合に、いきなり赤伝の話がでることはありません。また、取引のデータを電子的に行っている場合、いちいち赤伝を起こすなんてことはやってないこともあります。


8.発注書【はっちゅうしょ】

注文書のこと。インターネット、メールがこれだけ普及しているのに、どういうわけか、「注文の受け付けはFAXのみ」という旧態依然の企業も多いのが実情(2010年になった今も!)。仕入れ先指定の発注用紙を使わないといけない場合もあれば、自由な形式で注文を出せる場合もあります。


9.口座【こうざ】

問屋などと取引できることになった場合、「口座を開設するので○○を用意してください。」などと言われることがあります。ここで言う口座とは銀行口座のことではなく、簡単に言えば、「取引先としてデータを登録する」ことを「口座を開設する」と言ったりします。

逆を言えば「口座を開設しますので。」と言われたら、「取引しても良いよ。」と言うことを意味します。「口座を開設する」は言い換えると「取引契約をする」と言えます。したがって、場合によっては、「住民票を出して欲しい。」「保証人を用意してほしい」などの要求もあるかもしれません。


10.その他の仕入れ関連用語

ブログにも関連するような言葉を載せていますので興味のある方は読んでみてください。

仕入れ関連用語(ブログ)
http://www.netshop7.com/blog/cat44/



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