裁定取引の最低とサイコーとアービトラージ

裁定取引とは、転売ヤーに見るように価格差を使って利益を出す手法のことです。鞘(サヤ)取りとも言われます。

「本来1000円の価値の本が品薄でプレミアがつき2000円になっている。」

そんなときに、古本屋などを渡り歩き2000円より安く入手して2000円で売る。

本来、書籍の場合に限って「せどり(背取り)」と言っていましたが、今はオールジャンルですね。

サイテーの裁定取引

コロナ騒ぎでマスクが品薄になり転売ヤーが暗躍したのも記憶にあたらしいところ。

中には、マスクの転売の副業をして世間に叱られていた静岡県の議員さんもいたとか。

「儲かることはワクワク」するので、価格差を利用した商売(裁定取引)はついやりたくなるのはわかります。

でも、マスク転売の何が悪いかというと「困る人がいる。」という点ですね。

裁定取引を使った転売そのことは悪でもないし違法性もない。

でも、人の道からそれる転売は神様もしかめっつらでしょうね(宗教家ではありません)。要するに倫理の問題です。

サイコーの裁定取引

一方、高級腕時計のローレックスの「オメガ」やエルメスの高級バッグ「バーキン」など。

発売後必ず値段があがるモノがあります。

まるで、投資のようですが、これも裁定取引のひとつと言えます。

腕時計もバッグも不要不急の商品です。

「ないと困る」ものではないので、投資商品として買おうが高値で売ろうが、それは自由だといえます。

また、それで利益が出ればサイコーじゃないですか。

買う側も所有欲を満たせるし売った側もサヤを取れてハッピーです。

ウィンウィンの関係ですから、そこには善しかないですね。

アービトラージをわかりやすく

仕入れの現場では裁定取引という言葉はあまり使われません。

せどりや転売は、広く解釈すれば裁定取引の一部」とも言えるという感じですね。

通常、裁定取引とは、投資の世界で「アービトラージ」という金融業界用語として使われます。

例えば、洗剤メーカーのA社の株価は、だいたい700円、また、ライバルの洗剤メーカーB社の株価は、だいたい1000円。

つまり、いつも300円程度の株価の差しかないわけです

これが変動する市場のなかで、割安になったり割高になることがあります。

通常
洗剤メーカーA社:700円
洗剤メーカーB社:1000円

変動!
洗剤メーカーA社:500円↓
洗剤メーカーB社:1200円↑

通常時より、A社の株価は割安。B社は割高。

このようなときA社の株を買い、B社の株は空売りをします。

そして、もとの株価のバランスに戻ったときにA社の株を700円売って200円儲ける。B社の株は買い戻すことで200円儲ける。