仕入れ情報誌 ザ・バイヤー

仕入れ情報誌ザ・バイヤー

※2005年に書いた記事をちょっとリニューアル。(古いです。)今はネット仕入れが基本ですが、よろしければお付き合いを。

ネットショップで起業したい。
なんかいい商材ないかなぁ~。
儲かる商材ないのかなぁ~。

なんて、Google検索なんてしてませんか?
それとも、yahoo!検索でしたか?

「ネットショップ 開業 仕入れ」、「仕入とは」、「仕入先」、「問屋」、「メーカー」、「仕入れ方法」、「インターネット卸」などなど。

ズバリ言って、みんなが集まるところに良い商材はありません。みんながやる方法では、みんなと同じ。

みんなと同じでは競争には勝てません。

さて、今回の特集は、仕入れ情報誌「THE BUYER(大出版社)」の2007年版です。日経MJ(日経流通新聞)などの新聞広告でおなじみ(下の写真は日経MJの広告)、でも、「めっちゃ気になるけど・・・買ってみたいけど・・・買ったことない・・・」そんな感じの仕入れ専門誌です。

ちなみに、THE BUYERをブヤーと読まないで下さい。ザ・バイヤーです。

THE BUYERとは!

国内外メーカー、現金問屋、輸入商社などが、わかりやすく7つのカテゴリに分けられています。「総合卸問屋」、「高級ブランド」、「衣料・アクセサリー・雑貨」、「家電・OA・カメラ」、「美容・食品・薬」、「玩具・ゲーム・CD・DVD・本」、「生活用品・ギフト・家具」そして、各企業の情報が整然と掲載されています。

仕入れたい商材を扱っている企業を見つけて、メールや電話、FAXなどでコンタクトを取ることができます。

中には、直接足を運ぶことのできる現金問屋などもあります。

企業情報以外、特集記事から、業界ニュース、仕入れ関連用語の解説まで、厚さ約21mm、充実の386ページです。言ってしまえば、仕入専門タウンページです。

すごいページ数のため企業情報ページのほとんどが白黒ですが、写真やも適度に入っていて、必要最小限の情報は得られます。

「これらの企業群の中に夢の商材があるかも知れない!?」なんて考えるとワクワクして、夜も眠れます!?それでは、今回のザ・バイヤーの2007年版ですが、特に注目したい3つの記事について取り上げてみます。

注目その1 卸サイト特集

卸サイト特集

まず、1つ目は、卸サイトの特集です。そうです。

気になるインターネット卸売専門サイトです。「卸しサイトどうよ?」って人はたくさんいますね。

そんな人にはおすすめの記事です。

個人的には、卸サイトをまったく利用したことがないので、「誰でも入会できるわけやから、どーせ、しょーもない商材しかないんだろう。」このように吐き捨てておりました。ところが、今回の記事を読んで、それは間違いかも?と思うようになりました。

最近話題のDS(ドロップシッピング)を提供する一部のサイトでは、カスのような商品しか出てきませんが、明らかに一線を画したサイトがあるというのは紛れもない事実のようです。

この辺は紙媒体だからこそ、うかがい知ることができる点じゃないでしょうか。

こんな便利なサービスが出てきたのは最近です。ですから、15年ほど昔は「副業でネットショップ」と言っても 、かなり勉強しなければいけなかったし、仕入先も足で探さなければいけなかったんです。

それを考えると、今の人は、早く、かつ、楽にビジネスが始められるという点では、非常に恵まれています。

注目その2 凄腕バイヤー!

凄腕バイヤー

2つ目の注目記事は、「凄腕バイヤー」というコーナー。 これは、「仕入れのコツは?」とか「メーカーや現金問屋のメリットやデメリットは?」、「メーカーや問屋との付き合い方は?」と言った質問に「ザ・バイヤー(THE BUYER本誌)」の会員が回答する形式をとっています。

内容は実にまじめですが、写真のように、極端に大きな文字を使うなど遊び心あふれる楽しいコーナーで、この記事だけを毎回楽しみにしている人もいるほどです。(と言うのは単なる想像です。)個人的に目に留まったコメントを2つ

紹介しておきます。

「メーカーとの付き合い方のコツは?」という問いに対して、

『とりたててありません。』

理由は、『支払いをきちんとしていれば、メーカーは組織として動いているので』ということです。おそらく、 そのメーカーは規模が大きいのでしょう。たしかに大きなメーカーとの取引は、機械的で、特にコツというのは見当たりません。

『人間関係の構築』

というコメントも見られました。まったく対照的なコメントです。

小さなメーカーや問屋と付き合っている場合は、人間関係がより重要になることが多く、この人は人間関係を非常に大切にしているのでしょう。

その他には、『!売れる判断?』、『!仕入れのタイミング?』、『!仕入れのコツ?』、『!現金問屋のメリットデメリット?』、 『!現金問屋との付き合い方?』、『!メーカーのメリット・デメリット?』、『!海外企業のメリット・デメリット』、 『!海外企業との付き合い方?』など、興味深い内容が盛りだくさんです。

注目その3 巨大マーケットホームセンター

卸サイト特集

3つ目の注目記事は、ずばり商材選びのヒントの1つに出会ったような気がします。

「ネットショップで開業をしたい。でも、商材がない。」これ、致命的な悩みですよね。

ホームセンターなら都市、地方に関わらずどこにでもあるわけですから近所で気軽に商材探しができる可能性もあると言えます。

仕入先を探す場合、「ネット検索」から「足で探す」まで、様々な手段があります。

仕入れ情報誌「ザ・バイヤー」は、そのうちのひとつの手段です。

ネット検索は、だれもがやるわけですから、人と違った結果はなかなか得られません。一方、バイヤーのような仕入れ情報誌を入手してまで仕入先を探す人は少数派でしょう。

だからこそ、勝ち目があるのかも知れません。

月並みですが、人と同じ事をやっていては、人と違った結果を出せません。

ある企業の社長は、「人と同じ事をやるのは恥である。」とまで言っています。日本人の横並び感覚でいる限り、人より一歩リードするのは難しいでしょう。

いや、猫も杓子もネットショップの時代、そういった感覚でいる限り、ネットショップの実現さえ難しいのじゃないでしょうか

「人と同じは嫌だ。」、「絶対に成功してやる。」、そんなあなたには、ザ・バイヤーを通してお得な情報とステキな出会いが待ってるかもしれません。

お礼

現在、この仕入れ情報誌ザ・バイヤーは廃刊になっていて、出版元の大出版(現株「式会社Dai(ダイ)」)さんは、bcartという卸販売用のシステムを販売されています。

当時は、この記事を書いたことで大出版さんからザ・バイヤーを何冊か進呈してもらいました。

THE BUYER 2007年版

楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。