オークションやメルカリで稼ぐ副業転売ヤーと脱税・追徴課税など

今でこそ普通の通販(Shopify)をやってますが、転売ヤーやってた時期もありますし、確定申告とか納税とかガン無視でザ無申告でしたね。

ただ楽しくて何の罪悪感もなくやってたのは記憶にあります。

もう完全に時効ですけど。

今の人も、そんなノリで楽しくやっているのでしょう。

公務員の副業バレる(三重県伊勢市)

ネットオークションを繰り返し、9年で総額約1900万円の転売益を上げていたとして、三重県伊勢市は10日、会計課係長級の男性職員(45)を減給10分の1(6カ月)とする懲戒処分にし、発表した。副業を禁じた地方公務員法に違反したと判断した。

https://www.asahi.com/articles/ASR2B61NGR2BONFB00D.html?iref=pc_ss_date_article

たまーに出てくるこの種のニュース。

なんと、この公務員、会計課係長級というところが、なんか笑えます。

そして、聞き取りに対して「自分で使うためにスニーカーを購入していたが、いらなくなったので出品した」「副業にあたるとは知らなかった」という回答も、本当なのか、とぼけているのか、よくわかりませんが、微笑ましい言い訳です。

1900万円の利益なのか売り上げなのか明記されてませんが、税務署が指摘するくらいなんで利益なんでしょう。

約9年間(ヤフーNewでは10年と書かれていて微妙に違うのはなぜ)ということなんで、年間約200万円。

三重県伊勢市の人口は約10万人。

10万人都市だと年間200万円からの税収も基調な財源になるのでしょう。

これが東京23区(世田谷区で93万人)とかならスルーレベルかもしれません。

と思ったけど、所得税は国税だ(笑)

不適切な免税販売で追徴課税(中国地方)

中国地方にあるイオングループの3つの店舗で転売目的が疑われたり、購入者の本人確認が不十分だったりして消費税の免税が認められない化粧品などの販売が相次いで確認され、千葉市に本社があるイオンのグループ会社が東京国税局から重加算税などを含め、消費税およそ2億5000万円を追徴課税されたことが関係者への取材で分かりました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230209/1000089550.html

大手企業もやっていることは同じ。

所得隠しと取られかねない不適切な免税販売で追徴課税が課せられたニュース。

確か、アップルも同じ理由で140億円の追徴課税を課せられたってニュースもありました。
(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221227/k10013935721000.html)

これらは、おそらくですが、意図的に所得を隠そうとしたのではなく単にオペレーションの問題なんじゃないでしょうかね。

普段の業務の中に、「外国人の買い物で、免税い該当しないパターンが疑われる場合は販売を断る。(保留する)、あるいは上司や本部に相談する。」といった体制がなかったのではないでしょうか。

あるいは、わかっていたけど「売れるところまで売っちゃえ。」みたいなノリがあったのかもしれません。(わかりませんが!)

いずれにせよ、イオンもアップルも大きな企業ですから、たっぷり取れるから国税も楽しいでしょう。(なんて言うと不謹慎かしら?)

中小で上場もしていないような企業で、かつ、インバウンドで売りまくっているようなところは、なかなか見つからないのかもしれません。

それこそ、「怒られるまでやる!」でしょう(笑)

模範的なちょんバレ脱税(東京板橋区)

法人税など約7300万円を脱税したとして、東京国税局が空調設備工事会社「大森組」(東京都板橋区)と前会長(51)を法人税法違反などの疑いで東京地検に告発していたことがわかった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230126-OYT1T50095/

脱税の方法は2つだけ。

(1)経費の水増し(2)売り上げ隠し。

急に儲かってしまうと、この二択で税金を安くしようと考えるのが一般人。

7300万円の脱税なんで、課税前の利益は2億円弱ことになります。

3年間で2億弱なんで1年に6000万ほどの売り上げをごまかしていた計算になります。

ん~これはデカいね。そりゃ指摘されるでしょう。

高級車とかなどの節税対策をした上での6000万円もの売り上げを隠しでしょうか。

その辺もっと詳しく教えろ、と言いたいですが、その金額は流石に隠すの大変でしょうし、経費の水増しも、普通に考えて難しいと思いますけどね。

『金額を水増しした請求書を取引先に作成させて架空の外注費などを計上。』(同引用元)など、密告されるんじゃないですかね。

もっと巧妙にやったり(あ、それはいけないか。)、他にいろいろ節税方法はあると思いますが。

脱税したお金は社長が株式投資に使ったり現金を自宅の金庫に保管していたりなど、マルサの女(映画)思い出しましたね。

酒の転売はバレやすい?(名古屋市港区)

鹿児島県産の「魔王」や宮崎県産の「百年の孤独」など「プレミア焼酎」をインターネットオークションなどで転売したとして、名古屋市港区のすし店経営者(38)が名古屋国税局に酒税法違反(無免許販売など)を指摘され、罰金50万円を通告

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG05016_V00C12A1CC0000/

お酒の販売には許可がいるんですよね。

個人的なオークションの出品なら問題ないですが、反復継続的に販売している様子が見られる場合は、即効税務署がくるでしょう。

個人出品でも反復継続的に販売していたら、それは「商売」とみなされるわけです。

このすし店は、オークションで販売もしていたけど、なんと、『東京、大阪、京都の酒屋などに、日本酒も含め一升瓶約2万本分を仕入れ価格の1.5~3倍で転売』だそうです。

お酒の世界はわかりませんが、酒屋が買うくらいですから、もっと高い値段で売れるんでしょうね。

瓶ものは重いし、梱包も大変なんで個人的には販売も転売も避けたい商材。

転売するなら軽くてワレモノじゃないものがいいです。

スニーカーとか最高じゃないですかね。

『国税局は代金を妻の口座に振り込ませて所得を隠していた』

妻とか、税務署は関係者の口座全部見れるんで確実にバレますから。

フリマ転売もバレる

福岡県の40歳代の会社員男性は、副業とするネット販売で2020年までの7年間で得た約1億400万円について申告せず、一部で所得の 隠蔽いんぺい を図っていたとして、福岡国税局から昨年、重加算税を含め約2100万円を追徴課税された。 男性は米国など海外から掃除機やドローン、アウトドア商品などをネットで仕入れていた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230215-OYT1T50214/

いや~これは大きい!

脱税の時効は7年ですからギリギリ確保!という感じですね。

2,100万円とは福岡国税もお手柄、という感じでしょうか。

『架空の法人名を使って法人経営を装うとともに、この法人の代表者名を親族名義で登録するなどしていた。調査に対し、「反省している」などと話したという。』

完全に確信犯ですよね。

「悪質」とみなされたのでお馴染みの重加算税。

金額が大きくなってきたらバレるのはわかっているんだから、正々堂々と申告すれば、こんな面倒なことにもならなかったのに・・・と対岸の火のように言っているそこのアナタ。

あなたの脱税バレてますよ。

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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。