「最近の若者は権利ばかり主張してくる。」
「アルバイトの大学生でさえ有給をくれと言う。」
「腹が立って仕方がない。」
知り合いの二代目社長が隣でぼやく。
幸い、個人的には、あまりそう言う経験はないかな。
むしろ、「旅行行きたいんで連休もらっていいですか?」なんて子には、「どうぞどうぞ。行ってらっしゃい。✋」と言うことのほうが多かったような気がする。
もちろん、そんな厚遇するような子は、上位20%の優秀な子たち。それ以下の子たちも、思うところはあったと思うけど、立場をわきまえてたのかもしれない。
一部、「言うとことに言うていくぞ。」みたいな権利主張型人間がいたけど、こちらは不法行為があるわけでもなく、何の非もなかったので「どうぞ。」でおしまい。結局口だけで行動はしなかった模様。
それにしても、このご時世、SNSを見れば、この種の経営者のぼやきはいくらでも出てるんだから、「経営者はこのように考えている。」とか「こう言うことをすると嫌がる。」とかわかるはず。
経営者の考えや嫌がること、あるいは喜ぶことを押さえたら好かれるのになぁ〜って思う。胡麻を擦ったり媚を売るのではなく、経営者が求めていることを理解して、それにベクトルを合わせて仕事をする。それだけで良いのにね。
ある意味マーケティングの発想ではあるけど、優秀な子は、なぜか自然とできていた。できる子の特徴を思い返してみると、かなり厳しい職場を経験していたり、育ちが良かったりする。共通点かもしれない。
「育ちが良い。」と言うのは漠然としているけど、挨拶に始まり、箸の持ち方、食べ方、その他のマナーなどが家庭や学校環境などでしっかり身についてきている人という感じ。
学校の勉強ができるできないではない。アルバイトの子でも、漢字は間違うし語彙も少ない、計算力も怪しいけど、仕事は本当によくできる子は何人かいたな。懐かしい(*´ェ`*)
「有給でもとって旅行でも行ってきたら?」と経営者に言わせるくらいの働きをしていないと、そりゃ権利だけ主張しても嫌がられるだけ。
あ、一人思い出した。経営者に対して「絶対に」言ってはいけないことを言ってしまった男性スタッフ。後に解雇。本人は、解雇の本当の理由が別にあるとは、つゆ知らず。まあ、こう言うのは墓場まで持って行った方がいいのか。いつか再会することがあった時に言ったところで意味はなさそう。まあ、再会はないと思うけど。
それにしても今はスタッフに恵まれているの感謝しかないけど、今後の事業の展開次第で新しい人材を採用することになった場合は、採用時にしっかり見極めないと、嘆く世の経営者の二の舞になってしまう。気をつけよう。