領収書を販売することは違法か?合法か?(結論)捕まるぞ。やめとけ!)

領収書の販売は合法か?

「うめちゃ~ん。5万円とか10万円とか領収書ない?買いますよ(^_^)ニコッ」

と、年収1000万超えの保険外交員の知人。

税金ヤバいっす。

保険外交員は、それほど経費がかからないので税金が結構ヤバいことになることが多いんです。

あいにく、こちらも事業家なので差し上げるような領収書はございません。

今回は、触れてはいけない?若干タブーなネタ。

領収書の販売について。

結論から言うと、領収書を販売することは違法ではないにしろ確実に罪に問われます。そんなビジネスはやってはいけません。やめときなさい。

あくまで今回の記事はコラムでございます。

領収書売ってくれ!

確定申告前が近づく季節。

ネットショップ運営者定番の会計ソフトfreeeの画面とにらめっこ。

涙を流しながら、お尻の痛みに耐えつつ、たまりにたまった1年間の領収書やレシート記帳をする人も多いですね。

ネットショップ以外のすべて個人事業主あるあるです。

「意外に利益出てる・・・税金どうしよう。」

そして、ふと、悪知恵が頭をよぎります。

悪魔
やっちまえよ

「あと10万円、いや100万円分の領収書があればなぁ。領収書誰か売って~。」

学生も主婦もサラリーマンも良い副業になりそうです。

需要があれば供給することでビジネスが成り立つ!

起業アイデアだ。

いやいや、ちょっと待てよ。

実は、合法。

「領収書を販売するのは違法ですか?」なんて質問がQ&Aサイトなどで見かけることがあります。

領収書を販売すること自体に違法性はないのか?

単に自分の持っている紙切れを売るわけですから、使わなくなった家電をオークションで個人売買するのと何ら変わりません。

実際、弁護士も「領収書の売買自体を罰する法律はないと思う。」と発言しています。

つまり、「観賞用・コレクション用の紙切れとして販売するのは、全く問題ない。」ということです。

世の中には、変わったコレクターもいますからね。

「予備校のパンフレットをひたすらコレクションする。」とか「草サッカーチームのユニフォームをコレクションする。」とか。

そんな人も実際にいます。

しかーし、そこには問題が・・・

ただ、領収書売買の問題点は、「購入者が他人の領収書を、自分の事業の経費として算入してしまうこと。」はウソであり100%脱税にあたります。

脱税目的で買った側は100%違法。

完全アウト。

となると、それをわかって販売した側も、幇助(ほうじょ)的な罪を問われる可能性があります。

「知りませんでした。」で済めば良いのですが「ふつーに考えて、それは違うでしょ?」と言われるのがオチですね。

そうなると「いや、そんなことは知らなかった。」で押し通すか、「さーせん。」となるか。

選択は2つ。

でも、買った側が「おしゃれな領収書を額に入れ、部屋にかざって眺めては萌えている。」という場合は、何の違法性もなく趣味の世界の話です。

微妙ですな。

100%合法的ゴリ押し系

はじめまして。

北海道在住のタラバ子です。

私は領収書マニアです。

日本全国津々浦々、いろいろな商店の領収書を集めています。

今回はカニ専門店の領収書。

ほら、このお店のロゴかわいいでしょ?

現地でしか手に入らないものよ(*´ω`*)

3万円の金額が入っていますが、500円で販売します。

というふうに、コレクターズアイテムとして販売するならば100%合法と言えそう。

領収書販売
カニ祭り。

しかしながら、脱税をお助けする目的での領収書の販売は、公序良俗や倫理に反しますので、民法上は罪を問われるのは間違いないと思います。

そういった目的で領収書やレシートを販売するのはやめましょう。

結論としては、たしかに領収書を買いたがる人は一定数、いや、かなりの数いるのは確かです。

でも、いくらコレクターズアイテムとは言え、「それ、脱税の幇助じゃん。」と、普通に解釈されてします。

結果、脱税ちゃんもろとも、タイーイホされてしまう危険性があります。

バレなきゃいい

捕まるのは、いつの時代も目立ったヤカラ。(あるいは見せしめ的スケープゴート)

「こっそり」でやめておけば安全なのに、ついつい欲の赴くまま、調子にのってデカくやってしまう。

あちゃー・・・・

何事もホドホドです。

お友達の個人事業主や起業家に、「25万円のパソコンの領収書あるんだけど1万円でど?」

起業家「買う!」

その程度の個人間レベルの話で済ませておけば何の問題もない。

でも、「領収書売ります。」とか、メルカリやヤフオクでやってしまうと、目をつけられマークされ、そのうち「ピンポーン」。

「どーもー、世田谷警察です。」

(;゜Д゜)

てなことになる可能性はおおいにあります。

ケーサツもITのプロを揃えて、メルカリはもちろんのこと、あらゆるネットの売買系サイトを監視してますからね。

※メルカリは領収書の販売を禁止したらしい。

2021年8月インスタで「(都内の)領収書売ります」をやってるアカウントがありますね。

領収書販売

『飲食(喫茶店、キャバ、居酒屋など).交通費(電車賃、タクシーなど).その他などなど領収書買取ります‼️領収書売ります‼️(かなりあります)かなり美味しい案件です!詳細はLINEにご連絡下さい! 』

と「インスタで広告してLINEに連絡くれ。」とのやり方。

完全アウトですが、いまのところインスタのバンは入っていないようです。

人生を棒に振るようなリスクは避けましょう。

やらかした後の償いが面倒くさいじゃないですか。

クリーンなビジネスで行きましょう\(^o^)/

もちろん、塀のあちら側で臭い飯を食うことを覚悟で儲けに走るのもいいでしょう。

ただ、私は何の関係も責任もないのであしからず。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。