ランディグページのデザイン・設計のケーススタディー

LPOケーススタディ

英語が聞き取れないコンプレックスを持っているがために、つい反応してしまった広告がこれ。イ*ラン先生・・・

LPOケーススタディー

まず、この広告よくできています。18個のルールが分かれば英語が聞き取れる」とはっきり解決策があることを提示してくれています。「18」という数字と「無料」というキーワードは鉄板です。人相の良い先生のお顔がでているのもポイントが高いですね。

さて、ランディングページを上から見ていきます。

1.メインキャッチコピー

「『英語が話せない人』から『英語が話せる人』になれる!」的な、ごく普通のキャッチコピーで、個人的には、インパクトはやや弱いかな、という印象です。

2.動画クイズ

「私の言っていることが聞き取れますか?」というクイズです。ここの食いつき率はかなり高いのではないでしょうか?ランディングからの動画の再生率は100%に近いかもしれませんね。ここで簡単に聞き取れた人は離脱するかも知れません。

3.ソーシャルプルーフ

ここでソーシャルプルーフ(social proof/社会的証明)。「イ*ラン先生って誰?」という人に対して、その分野の専門家、エキスパートであることを、学歴や出版の実績などを含めて公開し、信頼を得る部分になっています。「なるほど、信頼できそう。」と思いました。

4.お客様の声

「聞き取れた」「飽きない」「長続きする」「シンプルに実行できる」など、数々の英語教材で失敗してきた人が反応しそうなゴールデン・キーワードのオンパレードです。そして、思わずニヤリとしたのが「聞くだけの教材よりオススメ」という軽いネガティブ・キャンペーン的な表現です。

ネガティブ・キャンペーンとは、『誹謗中傷により対立候補をおとしめる選挙戦術の一つ。』(wiki)です。いろんな教材を物色している人にとっては、「あの教材よりオススメ」という声を聞くと、こっちのほうが良さそう」と思ってしまうかもしれません。

お客様の実名とお住まいの地域、顔写真付き。そして、見出しと詳細の文字の大きさのメリハリや、レイアウトは、ほぼパーフェクトではないでしょうか。

5.コール・トゥ・アクション(Call to Action)

メールアドレスを登録することで、先ほどのクイズの答えが見られますよ。というメール登録フォームです。ページいっぱいに配置したメール登録フォームも基本に忠実です。名前や住所の入力が必要なく、ハードルが非常に低いのはポイントですね。しっかり登録して回答を見ました。

そんなこんなで、メールを見て、次のランディング・ページへ行くわけですが、「ほんとうに英語が聞き取れるようになる」と確信が持てたなら買っても良いと思っていましたが、致命的な内容があったので、申し込むことはありせんでした。

その理由とは・・・


スターターキットがCD・DVDが30枚弱という点です。

過去に買いましたよ。CDやDVD。1枚2枚くらいなら聞きますが、10枚以上ともなると、挫折間違いなしです。CDやDVDをケースから出してパソコンにセットして再生。これ、意外に面倒なんですよね。かさばるし整理しないといけないし。とりあえずiTunesに落としたいと思っても、30枚弱ともなるととてつもない時間がかかります。

これが、専用サイトからyoutubeなり、ストリーミング配信なりで、スマホを使ってオンディマンドで、いつでもどこからでも聞けるなら、確実に買ったと思います。

というか今のパソコン、そもそもDVDドライブ付いてないですから・・・再生手段がございません。残念。

ま、でも、ランディングページの設計やデザインやよく出来ていると思いますので、LPOの研究材料にはとても良いと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。