目撃。電話営業がなくならない理由

電話営業

ネットショップを開店するとすぐに電話が鳴ることがあります。もちろん、お客さんではありません。SEO業者や広告関係の営業電話です。あきれるのは、お客様用に用意したフリーダイアルに堂々と営業電話かけてくるおバカちゃんもいます。

ま、こちらはネット業もそれなりに長いので、そういった流れを分かっているので新店ができた直後1ヶ月くらいは、電話がかかってきても電話をとることがありません。

ところが、です。

「もしもし、こちらホニャララSEOサービスでございます。御社のホームページは現在3ページ目ですが、弊社の3万円ポッキリのSEO対策コースを申し込んでいただけますと1ページ目に表示させることができますよ。」

というセールストークを真に受ける人がいるわけです。

いや、いたんです。

目の前に。

「え!?本当ですか!?」ってな感じで。

うっそ~(@o@)ですよ。

最近は、ネットショップをやっていない人でも、検索結果がどうのってのは知っていますからね。SEOについて詳しく知らない人なら3ページ目が1ページ目になるのは夢のような話ですから、飛びついてもおかしくはないですね。

これは受け手のリテラシーの高低の問題ですから、リテラシーのボトムアップがあれば電話営業もなくなるのかもしれません。でも、もっぱらアナログでネット系やIT系は苦手、ちょっと良さそうな話を聞くと「そうなのか!」とすっかり騙されてしまう目の前の人のリテラシーが向上する見込みは極めて低いと見積もっています。

ネットショップ以外、例えば、飲食店にもガンガン営業電話はかかってきます。例えば、「食べログやぐるなびよりも上位に表示されますよ。」といった謳い文句などです。

「もっとお客さんを増やしたい。」「もっと売り上げを上げたい。」と思っている店主で、ネット系の事情がよくわかっていない人は飛びつくんですよね。言ってはいけないけど情報弱者です。周りが止めないと先方のおいしい鴨になってしまいます。これも目撃したことがあるんですよね~

騙される人がいる限り詐欺はなくならない?とか言うじゃないですか。どこの馬の骨とも分からないオペレーターからかかってきた電話を直ぐに鵜呑みにする人がいる限り電話営業はなくならないのではないか、と思ったわけです。

ま、冷静に考えてみると、本当に良いものは一生懸命営業をしなくても売れますからね。ショップサーブの電話営業なんて聞いたことあります?同社の本業はネット通販システムの販売ですが、売り込まなくても売れてるから、おそらく、この会社にやり手の営業マンはいないと思います。それよりも顧客のフォローをする営業さんのほうが多いんじゃないでしょうかね。

夜の街を歩いていても同じ現象に遭遇します。「お兄さん!60分5000円ポッキリですよ!」とキャッチのお兄さんたちです。そもそも繁盛しているお店や人気店はキャッチなんて雇わなくても自動的にお客さんが集まってきますし、特に夜のお店は口コミのパワーが強いですから良いお店ならすぐにお客さんが集まります。

といった事情を知らない人たちは、キャッチのお兄さんに乗せられお店へ連れて行かれ、お店では女の子に呑まれ呑まされ、時間が来たらATMに連れて行かれ。。。これも一種の情弱ですかね~


ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。