テレビショッピングは販売の仕掛けなど見どころ満載

TVショッピング

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テレビショッピングと言えばショップチャンネル。日本初のTV通販番組として1996年に設立された会社です。主要株主は住友商事50%とベインキャピタル50%。1996年はインターネットが日本の一般家庭に入って間もない頃です。

さて、そんな話は置いておいて、テレビショッピングは見どころがいっぱいです。もちろん、キャストのお姉さんが綺麗だとか、そういった見どころではなく、通販ショップ「運営者としての見方」といった感じですね。

好きでよく見ていた頃もあって、ついついその気になって買ってしまったとがあります。当時は、なぜその気になったかなど考えることもなく、ただぼぉ~っと見て買ってしまったのですが、今回は一般消費者の目ではなく、販売者視点で見てみました。

漬物の販売です。まず、この24時間生放送というのと、キャストさんの芝居ぽくない普通のしゃべりなどで強烈にリアル感を感じます。

『もぉ~残りが500件、、500点しかないのでこの時間になくなりそうです!』
『日本の四季、日本の季節を感じるお漬物作りにこだわる漬物屋さんの、こだわりのしょ・・醤油を使って、昔ながらの、え~、こちらは漬け方で漬け込んだ、それぞれの・・・』

商品の映像が流れますが、スタジオなので商品周りは、皿やその下に敷くマットなど最低限の演出にとどまっています。漬物屋さんの社長さんがゲスト登場するのですが、漬物屋さんらしい格好というのがまた良いです。紺色の作務衣にモスグリーンの手ぬぐいを頭に巻いてらっしゃる。

社長交え商品の説明に入っていきます。まず、「受注生産」で「スーパーでは売っていない」という希少性がアピールされます。次に、内容物の説明で「○○が2パック」×2回など、ダブルである点が強調されます。「これもこだわりで、わざと縦斬りに・・」など、丁寧な説明が続きます。

「そしてさらには」という、追加的おまけ的なイメージの接続詞を使って、次の内容物の説明に進みます。「そしてさらには」をもう一言発して、内容物のトリの説明に入ります。

「ほんっ、と~うにおすすめの○○○○!」(感情がこもっている)
「ほんっ・とにおいしかったです。」(←キャストさんのジェスチャー付感想)
「ありがとうございます。」(社長)

その後、キャストさんのセリフにはセールスに役立つ言葉が満載です。「珍しい」「お土産屋さんで販売されている高級な漬物と同じがはいっている」「サラダ感覚で」「特に特に(とくに!とくに!)」(←文字で書くと打ち間違いにしか見えませんが、しゃべると、すんごい「特に」になってしまいます。

まだまだ続きます。社長が一言「クチが勝手にオイシイと言ってしまうので気を付けてください(笑)」と決めセリフ。「お正月に食べるような」「後味がさっぱり」「うまみ調味料や保存料など着色料が一切入っておりませんので」裏のラベルを映しながら、原材料名を数個読み上げて「以上!」と、少なさをアピール。「シンプルすぎるほどシンプル」「これもすごい人気商品でして」

後半は、キャストさんがカメラ目線でお漬物を食べて、笑顔で「ん~ん!おいしい!」などなど。実は、動画サイトで見たのですが、しっかり漬物のクチになってきたので閲覧中断。録画ならネット販売でもできないことはないですね。