トレンドの変化に気づかない怖さ

トレンドの変化は怖い

以前テレビ番組内で18歳の女性タレント(アイドル?)が、「もうLINEスタンプは使っていない。」というニュースがありました。スタンプを使うのは「もう時代遅れ」とか。じゃ、何を使っているかというと「1文字で返す」といいます。「了解」だったら「り」、「マ」だったら「マ」とのこと。(「りょ」は送ることあるけど「り」とは、ある意味クリエイティブですね~。)

確かに、一時は面白いスタンプがあったらその都度購入して、スタンプ祭りのようなことになっていましたが、もう買うこともなくなりましたね。最後に買ったのは、かれこれ1年以上前ではないかと思います。

トレンドの変化は早いってことですが、インのスタンプといえば「副業のひとつ」として、取りざたされることがありますが、使う人が減れば収入は減りますし、今から参入しようとしても「1円にもならない」可能性があるわけです。LINEのスタンプは、ある意味ブームだったので、それが冷めつつのでしょう。変化に気づかないも怖いですね。

大昔、「たまごっち」というゲームが流行って、ゲーム会社は、そのブームが終わったにも関わらず製造しつづけ「大量の在庫が残ってしまった。」といった話もあったような。

自社の場合もありました。「なんとなく、そろそろブーム冷めてきてる雰囲気ね?」と感じていたものの、それまでの成功体験が忘れられず、思い切った数の仕入れをしたところ、まぁびっくり。売れない売れない。大量の不良在庫を見て凹み、「そんなにわかりやすくブーム終わるか?」と思ったものです。

「トレンド」をECサイト運営にもってくると、ありますよね~。掲示板やメルマガ、共同購入なんかもあります。ただ、掲示板や共同購入は完全に役割を終えてますが、メルマガはかろうじて残っています。送信は無料ですし、受信する人がいる限り出さないより出したほうがプラスになる程度に。

逆に、「これ終わってるよ。」と広く認識されているけど、実は、勘違いのこともありますね。例えば、PPC広告。初期のころは、大量の集客ができるので爆発的に広がったけど、そのせいでクリック単価が上昇して、「もはやPPC広告や役に立たない。」と、いう認識が広がりました。でも、実は、そんなことなくて、PPCこそECサイト繁栄のキーになっています。

そういったトレンドは、個人レベルではなかなかわかりづらい点があります。じゃ、どうすれば最新トレンドがわかるのか?ひとつは、ECサイト運営に限りますが、ショップサーブ(企業はEストアー)などの、EC産業の最前線にいる企業の発信する情報をチェックしておくことでしょう。

もちろん、すべての情報が最新で役に立つとは限らないですね。見極めが必要です。2006年9月に、Eストアーは、ネットショップ集客のためのフリーペーパー「fido(フィード)」を創刊しました。「ん?なんでそこ?」」って思いましたが、案の定、すぐに廃刊になったようです。

いずれにせよ、「流行っている」「終わった」といった二次情報を鵜呑みにせず、自分で一次情報を入手して、裏を取ってから判断したいものです。



ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。