回転寿しレーンから寿司が消える(問屋の生きる道?)

16時頃に回転寿しチェーンに入ったところ、全く寿司が回っておらず、びっくりしました。うそです。びっくりはしてないです。寿司が消えた代わりに、店員が注文を取りに来るスタイルになっていました。この時間帯はそういう体制なのでしょう。

そりゃそうですよね。客もいないのに寿司を回しても、時間が経てば廃棄処分ですから、無駄金の垂れ流しです。不良在庫よりタチの悪いコストですね。

ネット通販で言えば、コンバージョンに繋がらないキーワドをリスティングに出し続けるようなものです。早く、CVRの低いキャンペーンを停止せねば思った次第です。

回転寿しは元々セルフなので、店員も慣れていないのか、忙しくもないのに注文を取りに来るタイミングの間が悪く、隣のお兄さんはイライラしている様子でした。

ネットショップは、忙しいときも暇なときも、やめるときもすこやかなるときも、お客さんに見られないと言うのは実に都合が良いですね。とりあえず、問い合わせがあった時や受注の時だけ対応すればいいわけですから。

さて、この回転寿司チェーンですが、同社のウェブサイトを見ると、大阪万博の5年後に問屋として開業したそうです。3年後には、当初の取り扱い品とは違う商品に目をつけて事業を拡大、その商材を中心に事業を営んできて、10年前かそこらに回転寿司チェーンを始めたようです。

要点を書けば「問屋が小売を始めた。」ということになりますが、少々飛躍しますが、この例からは、「問屋の生きる道は問屋機能を捨てて小売に生きること!」というのは間違ってはなさそうです。

ただ、今まで問屋だった企業がいきなり小売業に進出するのは、かなり大変だと思います。第一ノウハウがないですからね。ノウハウがないのに、それに気づかずに、見よう見真似で、適当なウェブ関係の企業に小売ショップを作ってもらっても、いかないケースが多いみたいです。

もし、仮に手応えがあっても、その後が大変です。ウェブサイトの維持や運営となると、人材が必要です。「ちょっとパソコンができる程度」の人では、全然使い物にならないですから。そういう話をしても、「じゃ、どう動けばよいか。」というも考えたくないのでしょうか。

2011年6月ドメイン取得とネットショップ開店
2013年1月のブログ記事を最後に時間が止まっている。某店さん。

実業は稼働中ネットは停止中。

ショップサーブが泣いてまっせ。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。