フリースクールとは、通常の学校に行けない子、行かない子の面倒を見る民間の学校。
「一般的な学校になじめない子の駆け込み寺」のようなネガティブなイメージがあるけど、はたしてそうなのか。
「周りと馴染めない。」とか「学校の勉強などやりたくない。」「運動会とか卒業式とかバカバカしくてやってらんない。」などと、内心、思っている学生も多いと思う。
でも、不登校になるほどでもないし、親や周りの目を考えると、一般の学校は卒業しておいたほうが無難。
そんな感じでのらりくらり学生している人も多いのではないか。
さて、マーケティングにおけるPEST分析のP(Political)。
ここ最近、行政がフリースクールを支援する流れが出てきている。
つまり、フリースクールに通うのにもも費用がかかるため、その一部を行政側が補助するというもの。
となると、介護業界とまでは言わないまでも、補助金目当ての事業者が増えるという見方もできるし、「フリースクールを起業したい。」と思っている人にとっては、立ち上げのコストが軽減されるのでチャンスという見方もできる。
ちなみに、22年度で小中高で不登校と認められた学生数は約30万人。
47(都道府県)で割ると約6,300人。
潜在的不登校学生もいると考えると、もしかすると、もっと大きなマーケットが見込めるかもしれない。ニッチではあるけれど。
ただ、介護業界の二の舞いにならないよう「質」を重視する行政側の視点はごもっともな判断。
長野県では、全国に先駆けて、基準をクリアしたスクールを認証し支援する制度を設けたそうで、これをきっかけに全国の自治体に広がっていくことが考えられそう。
フリースクールは「ただ儲けたら良い。」という民間の商売とは異質なものなので、そこに使命感を感じられる人なら、やってみるのも良いかもしれない。
社会起業のひとつになりそうだけど、今のところブルーオーシャンのような気がする。
個人的には、ちょっと興味あるけど、そもそも登校拒否体質なので、事業を立ち上げても出社拒否するかもしれない。