「起業1年目の教科書」には載っていない失敗あるある

起業1年目、しなくていい失敗

コロナだ、テレワークだ、在宅だなど、「働き方」についてパラダイムシフトが起きつつあるような、ないような昨今。

10代でも「個人事業開業届けを出そうかな。」とか、いう人もいるくらいですから、時代は変化してますね~

さて、起業1年目の教科書という書籍。

悪くないですね。起業を考えている人や、すでに取り組んでいる人は一読の価値がありそうです。

「頼まれたことは、必ずやりきる」とか「メールは24時間以内に返信せよ」、「仕事と関係ない人とランチせよ」とか、若干「上から」ですが、どれも正解です。

ただ、載ってないことが1つ。

それは、失敗あるある。

失敗しがちなこと・・・

しなくていい失敗。

失敗は2つしかない

起業して失敗することには2種類あります。

1つ目は、知って入れば回避できるし、失敗する必要も意味もない無駄なこと。
2つ目は、貴重な経験とになり次へのステップにつながること。

1つ目の、知っていれば回避できることの代表例は、「プロダクトアウト」と「プロダクトイン」があります。

プロダクトアウトは、自分で「これが売れる」と勝手に思い込んで販売を始める手法で、プロダクトインは需要があることがわかっていて販売を始める手法。

起業1年目は、当然プロダクトインで始めないと、いばらの道になるのは、先駆者が口を酸っぱくして言っているので、知らないとやばい話です。

2つ目の、貴重な経験となり次へのステップにつながることは、例えが難しいですが、セオリー以外のことにチャレンジして失敗するような経験ですかね。

「常識」と言われることを、打ち破るような商品を作ったり、販売方法をとったり。

前例のないことをやって、想定外の損害を被るのは、確かに失敗ですが、その経験は必ず身になり次につながります。

起業1年目の悩みはこれ

起業1年目の悩みを一言で言うなら「仕事くれ。」

別の言い方をするなら「集客」

つまり、起業1年目は、とにかくお客さんを集めたいし、仕事をたくさんとりたい。

売れるビジネスの着眼点の1つに「お悩みマーケット」という発想があります。

「悩みを解決(ソリューション)する商材は売れやすい。」という法則です。

「風邪予防」をうたう健康食品より、風邪をひいたときの「治療薬」のほうが、売れる力が強いのは、誰でもわかると思います。

そこ(起業1年目の集客欲、売り上げ欲)に目をつけたビジネスが世の中にたくさんあります。

心理作戦で来るやつら

起業1年目、純粋なお客さんは喜んで迎え入れてください。

当然です。

でも、中には、客を装ってカモ漁をたくらむやつらがたくさんいるのです。

具体的には、営業電話。

「広告出しませんか?」というわかりやすい営業電話だと、「いらねー」ときっぱり断ることができるんですが、中には巧妙な手口で近づいてくるやつらもいます。

例えば、電話を取ると「お世話になります。ホゲ者の保毛田と申します。御社のホームページをよく見ているのですが、とても興味深くて、ぜひ当社のポータルサイトで紹介させ頂きたいのですが。」といった感じ。

「わお。ついに、オレのビジネスを認めてくれる人が出てきたか。」なんて思っちゃうんですよね。

嬉しくなって、話を続けます。

先方もなかなかの話術。

数分話を続けていると、要するに、「そのポータルサイトに広告を出さないか?」という営業電話であることに気づきます。

気づいたら断れますが、気づかないまま、ちょっと変だなとは思いつつ、乗せられてまんまと引っかかる人もいるんです。

これがまた、月額6000円とか1万円とか、「期待できそうなわりに、リーズナブルだな。ありかも?」と思えるようなビミョーな金額を提示してくるんです。

来るものはすべて拒め

商品やサービスを認めて申し込んでくれるお客さんは、大歓迎するのはもちろんです。

でも、「注文」以外の「問い合わせ」は要注意です。

特に電話。

「注文をお願いします。」とサクッと注文が成立する電話は全然OKですが、「話が長い電話」は要注意です。

ブログ主は、楽天ではなく、ショップサーブという通販システムを使って通販サイトを運営しています。

電話注文も受けていますが、「お客さん」と「営業電話」は、電話を受けた瞬間にわかります。

でも、起業1年目は、おそらく、その見分け(聞き分け)がつきにくいと思います。

とにかく、「注文か否か」で判断するのがポイントです。

注文でなければ、全部カット。

それくらいの気持ちで臨む必要があると思います。

起業1年目の集客の悩みにつけこんで、いろんな団体から甘い誘惑が寄せられます。

その嗅覚は、ある程度経験をつまないとできませんが、注文以外はすべて拒むで全然OKだと思います。

人を信じやすい人は要注意

営業電話にまんまとひっかかる人は「人を信じやすい善人」です。

悪い言い方をすると世間知らず。

自分で商売をしておきながら、詐欺に騙される人種と同類です。

善人であることはたいせつですが、世間を知らな過ぎてもバカを見るので、ぜひ「(客以外)来るものはすべて拒め」精神を気に留めておいてほしいと思います。

騙されて損するのも痛いですが、大切な時間を奪われるわけですから。

ちなみに、電話番号の表記方法についてですが、「お電話」とか「お問い合わせ番号」という表記はあまりオススメしません。

ご注文専用ダイヤル:00-0000-0000

といった表記にすると良いです。

あるいは、

コールセンター:00-0000-0000

「ご注文専用ダイヤル」や「コールセンター」だと、よほどのアホでない限り営業電話はかけてこないでしょう。

このように表記してかけてくるやつは、天下一品のアホなので楽しんで話を聞いてあげてください。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。