採用側の裏事情。バイトの面接で良く聞かれる質問と答え方

面接の裏側

久々にバイトの面接をしました。

これまで20年以上面接をやってきましたが1つの結論というか見極める術【すべ】を得たかも?という感じです。

その裏側を暴露しちゃいます。

バイトの面接で聞かれる質問はサブ

一般的な会社やお店では次のような質問がされますね。

  • 志望動機・応募理由
  • これまでの職歴
  • 週何回どの時間帯にシフトに入れるか
  • 年末年始など長期休暇のシフトに入れるか
  • 学校やダブルワークとの両立について
  • 通勤方法・通勤時間について
  • いつから勤務できるか
  • 長所は?等の自己PR
  • 前の仕事を辞めた理由

普通なんですよね。

面接でこのような質問をしたところで、応募者は印象の良いことしか言わないのはわかってるんです。

ダブルワークですが「がんばります!」とか。

「『がんばります!」というバイトは不採用にする。」というのは、当社では鉄則になっているので、あまり言わないほうが良いと思いますね。

とりあえず「がんばります!」という人は基本思考停止ですね。

採用したことがありません。

いや、採用したことあるわ。

思い出した。

面接でめちゃくちゃ元気良くて、ついその熱量に負けて採用したことがありました。

でも、「がんばります!」系の人は、だいたい悪い辞め方をしていきましたね・・・

まあ、誤って採った側が悪いんですけどね。

事故ですな・・・┐(´д`)┌

わかっている面接官は本質を見抜く

上記のバイトの面接で聞かれる質問一覧は、あくまで(従)サブです。

それらの情報を元に主(本質)を見抜きます。

本質とは、面接で言っているのはウソという前提でホンネがどこにあるかを探ります。

例えば、ダブルワーク(正社員をやりながら)居酒屋などの飲食店のアルバイトの面接時に「人と関わることが好きで」なんて言うわけです。

でも、履歴書を見ればテレアポの正社員。

「それ、人と関わることが好きな人がする仕事か?」「 時給だけでテレアポやってんじゃ~ん。 」なんて思うわけです。

難しい言葉で言うと、整合性【せいごうせい】ですね。

整合性とは、簡単に言えば矛盾がないことです。

職歴を見て人と関わっていない職業ばかり渡り歩いてきているのに「人と関わることが好きです!」とか言われても、「いやいや、あんんた陰キャじゃん?」となるわけです。

逆に言うと、職歴と整合性の取れる職のアルバイトの面接ならスムーズにこなせるでしょうね。

この質問で99%が不採用

上記のバイトの面接で聞かれる質問一覧にはない、一部ネットには情報がでてるけど誰もしらない質問があります。

それにバッチリ答えられたら即採用ですね。

大手企業やわかっているお店や会社ならこの質問をすると思います。

例えば、当社の場合(EC業)です。

応募してきた人を面接してきたとき彼は言います。

「以前からECに興味があり、御社のウェブサイトを見て自分がやりたいことだと感じました。」といった答えですね。

素人面接官なら、この回答を真に受けて「この人はアリかも。」と騙されてしまいます。

でも、わかっている面接官なら、次のように質問します。

『なるほど、ECに興味があるんですね。職歴や応募動機もよくわかりました。では、これまでECについて具体的に取り組んだことを教えてください。なんでも良いです。」

そこで「・・・」となる人はアウトで不採用。

逆に、「ECに関する書籍100冊読んで、自分でもECサイトを立ち上げて運用してみました。URLはこちらです。1年ほど運用しています。」

このような回答が返って来れば本物の可能性があります。

これを知らないと面接すらないぞ

今のアルバイト応募はスマホでポチっとやるだけです。

そして「面接連絡待ち」というのが多いですね。

でもね、100人応募があって100人面接するとか企業側にとってありえないんです。

だって、応募者の情報は名前と生年月日しかわかりませんから。

もちろん、当社(通販業)でもありましたが「48歳独身男性」の応募。

差別がいけませんが、20代30代の女性スタッフと一緒に働くのは、どう考えても無理でしょう。

だから年齢で落とします。

でも、募集ターゲットが20代30代であっても、名前と生年月日だけでは選べません。

だから職歴や応募動機などをちゃんと連絡くれないと始まらないんです。

この画像は某有名求人メディアでアルバイトを募集した時の応募者の1つです。

自己PRもなければスキル資格も書いてない。

勤務可能日も空欄。

そんなので面接なんてできるわけないんですよ。

今回の募集では80人ほどの応募がありましたが、ここ書けている人は2~3人でしたね。

80人を1人15分面接したとして20時間です。

3日まるまる面接に当てるわけです。

普通の経営者ならあり得ない時間の使い方です。

だから、応募の段階でほどんどを振り落とします。

お断りの理由はテキトーに作って面接すらしないんです。

それがアルバイト採用側の裏事情です。

面接まで進みたけりゃこれをやれ

これも採用側の裏事情ですが、面接まで進めない人の共通点は「メールが書けない。(書き方をわかっていない。)」ということ。

例えば、応募後に自動送信するメールがアンケート式だとします。

アンケートにお答えください。
(1)経歴
(2)応募動機
(3)希望勤務時間帯
(4)自己PR

こんな感じですね。

このアンケートに1、2行ずつしか書けないような人は、そもそも目にとまりません。

わりとびっちり書いている人が目にとまりますね。

経歴などは、どこどこで働いていた。」に加えて、「どのような業務をこなしたのか。」とか「どういったスキルを身に着けた。」とかがあれば良いですね。

応募動機については、先に触れたように整合性のある内容でないと面接に至らないでしょう。

勤務時間帯については正直に入れる時間を書けば良いですね。

自己PRについては、これも「盛ることなく」正直に書くのがオススメですね。

ちなみに、採用になった人の自己PRをフェイクですが見本として書いておきます。

ネット販売に興味があり、副業として自分で商品を仕入れて販売サイトを作って販売しています。1年以上経ちましたが、正直うまく行っているとは言えません。自分には向いていないのかな?と思いました。でも、ASP(Shopifyショップサーブを使いました。)は一通り使いこなせますし、イラストレーターも普通に使えます。自分でショップ運営するのはやめて、御社のようなECサイトで貢献するのが向いていると思ったので応募しました。

netshop7.com

EC関係のことを知らない人にはチンプンカンプだと思いますが、要するに「業界に興味があって自分で取り組んできた。」ということがよく分かる文面です。

ここまで書ければ面接は確実です。

賢い人は、それっぽいことを書くこともありますが面接で化けの皮が剥がれます。

国語や整合性を頑張りましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。